思考力、理解力
人間は誰しもが、人体の基本的な構成要素は同じですが、細胞の数やDNAの情報の違いなどにより、能力差があります。
同じ2本足でも足の長さは様々ですし、走る速さも違います。
1本の人も0本の人もいます。
思考力や理解力にも個人差があります。
学習するコトで成長しますが、生まれ持った脳の性能には個人差があります。
持つと言う概念
ボクは英語を学習したとき、haveと言う言葉にモヤモヤを感じました。
日本語で、持つと言う言葉には、主に2通りの意味があります。
ペンを持ってください、と言えば、ペンを手に取る動作を表します。
持っていない状態から、持っている状態への変化ですね。
一方、彼は2台のクルマを持つ、と言えば、2台のクルマを所有している状態を表します。
変化ではありません。
カネ持ち、家族持ち、も同じように状態を表します。
変化ではありません。
これらは、haveです。
しかし、haveを学ぶときには、持つ、と教えられます。
実際には、日本語での持つのうち、後者のみがhaveなんですよね。
ペンを手に持つなら、takeを使うのが正しいんでしょう。
動作による変化はtake、状態はhave。
でもhaveは持つ。
この概念を理解できる人も理解できない人もいるでしょう。
結婚する、は、marryですが、それは動作であり変化です。
結婚している状態、つまり既婚は、be marriedです。
英語が苦手と言うのは、もしかしたら、英語そのものでは無く、概念に対する理解力が原因なのかも知れません。
これは、思考力が問われる数学や物理学にも通ずる問題だとボクは思っています。