Twitterのオープン性
Twitterはユーザー数ではFacebookの後塵を拝する状態ですが、何だかんだ言って10年以上のサービスです。
変化の激しいインターネット上のサービスとしては長寿なSNSのひとつです。
実名を原則とするFacebookに対して匿名でも使えるSNSとして対極にあると思います。
規模で言えば、InstagramやTikTokなどもありますが、これらはビジュアルデータが必須なので、位置づけが異なります。
純粋なテキストデータ(文字情報)だけでコミュニケーションが取れる世界規模のサービスとしては、TwitterとFacebookが代表格でしょう。
ボクはTwitterは匿名(と言うかハンドルネーム)で行っています。
意見を言うには実名で、と言う論もあり、ボクもその考え方には一定の支持をする人間ですが、それでもボクは、Twitterでは匿名。
その理由は単純で、セキュリティの問題です。
インターネットが無い時代には、実名情報であっても、それにリーチできる層が限られていました。
実際、昔の紙の雑誌って、個人の氏名、住所、電話番号が普通に掲載されていました。
ボクも掲載されたコトがあります。
そうやってコミュニケーションをとったり、サークルを立ち上げたりしていました。
個人情報が載っていたからと言って、世の中がパニックになるコトはありませんでした。
情報が拡散しないからですね。
ある人が知った情報を50人に拡散するためには、50人に電話するか、50人に手紙を出すなどの面倒な作業が必要だったからです。
そんなコトをしても、何も得しないので、する人はいませんでした。
でも、現在は、ネットにより、時空を超えるコトが可能です。
- 瞬時に(時間)
- 世界中に(空間)
情報を拡散できるのです。
そして、いったん拡散した情報は二度と回収できません。
なので、ボクも、念のために、オープンな場では匿名で活動しています。
単にセキュリティの話なので、ボクの意見をボクが実名で言えないと言うわけではありません。
実際、リアルに、色んな人と、実名でこのような話をしていますし。
Twitterの鍵アカウント
ネットの世界では、匿名の人は匿名で扱う、と言うのは暗黙のルールです。
匿名、芸名、ハンドルネームなどで活動している人の本名を知っていたとしても、それをネットで公開したりしません。
人によって、その考え方には温度差があるんですよね。
と言うか、単に知っているか知らないかの違いですが。
昔、ボクがTwitterを始めた頃、ボクに対して、ボクの友人が、Twitterで、実名で呼びかけて来たコトがあるんですよね。
ボクは、匿名でやっているので、匿名で呼びかけて欲しい、とお願いしました。
もちろん、すぐに理解してくれました。
その人は、本名で、自分の子供の実名や写真などもガンガン、Twitterで流していました。
要するにネットリテラシーが無かったんですよね。
指摘すると、ちゃんと理解して、削除していましたが。
悪気は無くても、知識が無いと、自分に不利益になるのが世の中です。
勉強は欠かせません。
Twitterにも、鍵アカウントのユーザーが存在します。
非公開ユーザーですね。
その人をフォローするには、その人の承認を受ける必要があります。
よって、その人のフォロワーはすべて、その人が、承認したユーザーです。
なので、その人のツイートはリツイートできません。
最近、悪質な人がいて、鍵アカウントのユーザーのツイート画面をスクリーンショットに撮って、その画像を一般ユーザーに向けてツイートしている事例があるんですよね。
非公開ユーザーのツイート画面を一般公開するのは、個人情報を漏らすのと同じコトなので、下手すると、訴訟されるかもしれません。
Twitter上では、スクリーンショットをツイートするコトは珍しくありませんが、ツイート主が鍵アカウントかどうかをしっかり確認してからにしましょう。
それが、あなたの身を守るコトになります。