仕事での評価
世の中には、雑な仕事(仕事に限りませんが)をするタイプの人もたくさんいますし、緻密なタイプの人もいます。
ボクはどちらかと言えば緻密なタイプの性格です。
一方で、緻密であるがゆえに遠回りをしてしまい、その分、時間が足りなくて省略してしまうコトもあります。
万能な人はいないので、自分に何らかの欠点があるコトは本来は気にしなくて良いのです。
良いのですが、気にする人はたくさんいます。
ボクもその一人です。
退職
ボクは仕事では追い詰められやすい性格です。
接客業をしていると、クレームに遭うコトは日常茶飯事であり、それはつまり、いちいち気にしていたら仕事にならないと言うコトです。
ボクは転職歴が多いんですが、そのコトは頭に入れていて、クレームを受けても気にしないようにしています。
気にしないと言っても、対処はきちんとします。
仕事をサボると言う意味では無く、クレームは当たり前のように起こると考えて、いちいち立ち止まらないと言う意味です。
いちいち落ち込んでも、世の中は変わらないので、落ち込むだけムダなのです。
それでも、仕事上の不備が積み重なって、やがて大きなクレームになるコトが予想されるときに、ボクはつい、逃避するんですね。
場合によっては退職です。
自分の能力が無いため、こんな事態になった、あるいは、こんな事態になるコトが予想される、だから逃げようと言う精神状態です。
ところが、退職する段になると、引き留められるコトが多いんですよね。
話を聞いていると、周りからの自分に対する評価が非常に高い。
これはボクが自慢しているわけではありません。
周りからの評価です。
そしてそれは、ボクに限らないんですよね。
ボクから見て優秀な人が、低い自己評価をもって去ってしまう。
トータルで考えれば、たいていの人は、自分が思っているよりも優秀なコトが多いんです。
だから引き留められるんです。
今のボクは引き留めと、別の方面からの誘いの間にいます。
既存の仕事はボクにとって自己評価が低いながらも同僚からの評価が高く、もちろん継続すれば収入も安定的に入ります。
一方、転職すれば、当然ながら、その世界は未知なので、収入も未知数。
不安もつきまといます。
そこで登場するのが気にしないと言う考え方。
さっきも言ったとおり、気にしても世の中は変わりません。
であれば、なるようになれ、と行動するのみです。
継続を選んでも転職を選んでも、何らかの形で生活は続きます。
日本では生活保護制度があるので、正しい知識を身に付けて制度を活用すれば、食べていけないコトはありません。
マジメにスキルを磨いていれば、周りからの評価は自分が思っている以上に高いモノです。
100点満点で70点の人間が、自分を50点だと思い込んで落ち込んでも仕方が無いのです。
自分が50点だと思っている人は20点足してください。
それがあなたです。
そして世の中では70点の人間は優秀なのです。
難しいと思っている仕事は意外とそうでは無いコトに気付くコトがありますが、自分を卑下する思い込みによって、正しい気付きが手遅れになるコトがあります。
心に命じてください。
あなたは、あなたが思っているよりも周りからは高く評価されています。
少しの苦しさで脱出するのも自由ですが、70点のあなたが50点だと思い込んで脱出するのはもったいないかも知れません。
人生の数十年のうち、1年くらい、徹夜の日々があっても、それさえ乗り越えれば、残りの人生は流すように生きられるコトもあります。
特に仕事がキツいサラリーマンはそうです。
階層構造の上に行ってしまえば、ラクになります。
慣れによるラクもあります。
3日でやめるよりも1年だけ様子を見てみる。
一生、徹夜なんて続きません。
人生のうちの1年間だけ無茶を承知でがんばってみる。
そのとき、あなたの周りからの評価は、あなたが思っている以上になります。
この本、最近読みました。
この手の自己啓発本では、わりと参考になるので、読まず嫌いの人も読んでみてください。