同一の仕事
ボクは長年、銀行、保険、不動産、と言う業界に身を置いていました。
これらの業界で共通するのは、同じ仕事なのに、得られる収益が異なる仕事が存在する点です。
具体的に言いましょう。
時間労働
一般的には、労働とは時間で換算されます。
時給が1,000円なら、2時間働けば2,000円、5時間働けば5,000円。
時間に比例します。
つまり、疲労度に比例します。
しかし、時給換算とは無関係な仕事があります。
特に、銀行や保険や不動産。
例えば、保険外交員が、とある1件のお客さんを訪問して1件の契約を獲得したとしましょう。
それが1,000万円の死亡保険なら、報酬が10万円。
でも、もし1億円の死亡保険なら、報酬が100万円。
どちらも、手間は同じです。
書類上の金額が異なるだけです。
なのに、受け取れる報酬に大きな差があるのです。
報酬が10倍だからと言って、10倍働いた、と言うわけではありません。
不動産でも起こり得ます。
1000万円の不動産を仲介すれば手数料が30万円。
1億円の不動産を仲介すれば手数料が300万円。
これまた、手間は同じ。
手数料が10倍だからと言って、10倍働いたわけではありません。
世の中には貧困にあえぐ人が多数いますが、実はその多くは、時間給です。
安い単価で長時間働いても収入は少なく健康は害します。
なるべく知恵を絞って、低時給の仕事から、レバレッジの効く仕事へ。
他人任せでは無く、各人が自分で考えて行動する。
これは結果的に身を助けるのです。