自動化
数年前に、こんな話が話題になりました。
Aさんは1日に12時間働いて仕事を成し遂げました。
1日のうち4時間は残業です。
BさんはExcelを使って自動化して、同じ仕事を5時間で終わらせました。
8時間労働のうち、3時間が余りました。
これに賛否が分かれたのです。
12時間も働いた方が立派なのか、5時間だけ働いた方が立派なのか。
生産性
あれから数年。
日本と言う国での生産性の低さが浮き彫りになり、Aさんのやり方に問題があるコトがわかりました。
たくさん働いたからエラい!と言う時代は終わりました。
理由は色々ありますよね。
同じ成果を12時間で出すか5時間で出すか。
お客さんが成果を待っていると考えましょう。
Aさんはお客さんを12時間待たせます。
Bさんは5時間しか待たせません。
サービスと言う観点でBさんの方が優秀です。
また、Bさんは自動化しました。
人間にはヒューマンエラーがありますが、コンピュータにはありません。
成果物のミスと言う観点でもBさんの方が少なく、結果としてお客さんにかける迷惑も少ないのです。
また、BさんはAさんと比べて7時間も時間が余分にあり、その時間を利用して、身体を休めるコトもできますし、別のコトをして誰かの役に立つコトもできます。
要するに、Bさんのやり方はAさんと比べてメリットだらけであり、特にデメリットは見当たりません。
単に労働時間が長いコトを誇りにする時代は終わっています。
自分のため、世の中のためにも、生産性を上げるコト。
それこそが評価基準です。
労働時間が長いのであれば、それを短くする工夫はしているでしょうか。
デジタル化と言うのは、そんな目的を持つんですよ。