低価格
前回と同じような話です。
モノやサービスを売るには、価格を決める必要があります。
安さで勝負するか、内容で勝負するか。
他社と差別化できない場合、価格で勝負するしかありませんが、収入が少なくなるため、苦しいです。
薄利多売以外の商売なら、価格勝負は避けるべきです。
高価格
高価格にするためには、どうしてもアイデアが必要です。
ボクが好きな話は、おいしいパンの話。
どのパン屋さんも、小麦を使ってパンを作ります。
安い小麦を仕入れて安く売る。
高い小麦を仕入れて高く売る。
この場合は後者の方が利幅を取りやすいです。
例えば、10円の小麦を仕入れて100円で売ると利益は90円。
100円の小麦を仕入れて300円で売れば利益は200円。
でも、もっと良いのは、安い小麦を仕入れて、調理法を工夫して、おいしいパンを作るコトです。
10円の小麦を仕入れて、とてもおいしいパンを作り上げて500円で売る。
そうすれば、490円の利益です。
この工夫が難しいんですが、その分、効果が絶大なわけです。
お客さんが500円でも買うのは、そのパンがおいしいと思うからですね。
つまり、売り手も満足、買い手も満足。
まさにWin-Winです。
材料は有料ですが、人間の知恵は無料です。
自分の頭で考えて工夫して、10円の材料を500円にする。
実はこれこそが商売の醍醐味。
安いモノを安く売ったり、高いモノを高く売るのは誰でもできるのです。