ウルトラギガモンスター+
こんにちは。
ボクはソフトバンクのウルトラギガモンスター+のユーザーです。
ウルトラギガモンスター+の特徴は、月に50GBを5980円で使え、しかも10種類のサービス利用は、その50GBにカウントされない点です。
ネットワーク中立性
通信をメインに使うユーザーにとっては、かなり便利なサービスですが、総務省が規制をかけるかもしれないとのコト。
要はネットワーク中立性の議論ですね。
ウルトラギガモンスター+では、特定の10種類のサービスではパケット消費の対象外としているため、その10種類のサービスは、他のサービスと比べて、ユーザーにとっての利用ハードルがグーンと下がるわけです。
これは言い方を変えれば、ソフトバンクが、その10種類のサービスを優遇しているとも言えます。
つまり、その10種類に入れなかったサービスにとっては、不利な競争をさせられている、と捉えるわけですね。
例えば、10種類には動画系のサービスが多いですが、AmazonプライムビデオやNetflixは入っていません。
つまり、これらを視聴するとパケットを消費してしまいます。
程度はともかくとして、これらのサービスよりも10種類に含まれるYouTubeやHuluにユーザーが流れやすいコトは否めないでしょう。
そこで、その不公平を無くすために総務省が動くかもしれない、と言うコトですね。
不公平を無くすには大きく2つの方法があります。
- 10種類以外のすべてのサービスをノーカウントの対象とする。
- 10種類のサービスの特別扱いをやめる。
前者は要するにすべての通信を使い放題にすると言うコトなので、実現性は低いです。
後者は既存の10種類のサービスも使い放題では無くなる点で、ユーザーにとっては改悪です。
どうですかね。
ボクの個人的な意見としては、民間企業のサービスなので、総務省がそこまで口出しするのはどうかと思います。
10種のサービスも、元から大きかったわけでは無く、起業してユーザーを増やしてきたサービスばかりです。
優遇の無い中で勝ち残ってきたサービスであり、ユーザーがたくさんいます。
それだけ、多くの人が、優れている、便利だ、と判断したわけです。
ユーザーの多いサービスが使い放題であると言うコトは、恩恵を受けるユーザーが多いと言うコトです。
社会的には効用の高い施策だと思うんですよ、ウルトラギガモンスター+は。
ネットワーク中立性は大事ですが、民間企業のサービスの範囲に口を出すのは、ユーザーの便益を損ねるコトになり、結果として、社会全体の便益は下がると思います。
ネットの良いトコロは、スタートアップやベンチャーでも、内容が優れていれば、のし上がれる点であり、国が零細企業を援助するのとは同じ目線では語れないと思うんですよね。
よって、ボクは、ウルトラギガモンスター+は継続してもらいたいです。