手数料
事業をやり始めると、サラリーマン時代と違って、資金繰りやら利益のコトを考える日々になります。
まあ、どんぶり勘定の経営者もいますが、そう言う事業は得てして立ちゆかなくなります。
なので、自分の事業の数値は、なるべくきちんと把握しましょう。
最近、キャッシュレス決済から撤退する事業者も増えています。
理由はカンタンで、手数料が高いからです。
手数料は1%から3%くらいですね。
利益とコスト
たった1%から3%くらいでダメ?と思うのは一般人の考え。
簿記やファイナンスや経営の経験があれば、この数値の重さはわかると思います。
例えば、小売業なんて営業利益が数パーセントの世界なので、キャッシュレス手数料で利益が吹っ飛びます。
巨大な家電メーカーだって営業利益率3%くらいだったりしますからねえ。
そう言う意味ではAppleのような会社はバケモノですね。
利益率が数十パーセントですから。
商売の理想型です。
ボクも、仕事的には利益率は高いです。
売上の中から、フランチャイズ料は定額ですが、集客サイトに支払う手数料は20%と消費税。
仕事で使うツールその他経費は10%くらいですね。
なので、単純に営業利益率は50%を軽く超えます。
なぜなら、ボクの場合は、肉体労働であり、スキルを付加価値にしており、スキルが高まるほど競争力が上がって価格も上げられるからです。
すると、キャッシュレス手数料を払っても十分に余力があります。
ボクが参入した際に検討したのは、まさにこれ。
営業利益率なのです。
好きなコトを仕事にするか、得意なコトを仕事にするか。
それはステキなコトですが、経済的に継続できなければ意味がありません。
なので、これから独立する人。
とにかく、利益率の見込みを計算してみてください。
100円で仕入れたモノを105円で売るような利益率だと、たぶん続きません。