計算方法変更
すでにニュースで流れましたが、セブンイレブンの消費税計算方法変更が話題です。
従来は、税込で100円のお茶は税抜で93円。
93円×1.08=100.44円なので、端数を切り捨てて100円。
なので、3本買えば300円。
しかし、計算方法変更で、先に税抜価格で個数計算するコトになりました。
なので、93円×3本=279円。
そして、279円×1.08=301.32円となり、端数切り捨てて301円。
このコトは買い物客はもちろん、店員も知らなかったようです。
なので、セブンイレブンは、買い物客への周知ができていないコトをお詫びしているわけです。
気付いた点
まず、真っ先に気付いたのは、買い物客への周知ですね。
そんなもん、無理でしょ。
数千万人にどうやって知らせるんですか。
周知できていないのは店員に対してであり、これこそ問題でしょう。
次に気付いたのが、虚偽表示のコトです。
物販において、税込価格の表示が義務づけられていますが、税込100円の商品を3個買ったら301円。
これって虚偽表示にならないんですか?
次が、他社との整合性。
一般税率と軽減税率が発生するため、計算方法を変えたと言うのがセブンイレブンの言い分(ダジャレでは無いです)ですが、であれば、他のコンビニや他の小売業も同じ計算方法をしなければならないはずですが、そう言う話は聞きません。
そもそも計算方法を変えなくても、一般税率の商品と軽減税率の商品を別々に計算するコトで問題無いと思うんですが。
そして最後に、現場の混乱。
セブンイレブンは事前にこうやって準備しましたが、結果的に、早くも現場の混乱が発生したわけです。
軽減税率の弊害がさっそく生まれました。
なお、冒頭に貼ったリンクのページのコメント欄には、
セブンイレブンは値上げをしたかったのでは?
と言う主旨のコトを書いている人がいますが、1円上がったとしてもセブンイレブンにとっては増収にはなりません。
だって、それは消費税なので、納税するコトになるからです。
セブンイレブンの収入はあくまでも税抜価格なので、これは変わりません。
なので、セブンイレブンが値上げしたかったと言うのは間違いです。