勉強とは
世の中に反発するロック歌手が、勉強なんていらない、と言う趣旨の歌を歌って若者が共感する。
昭和や平成にはありそうな光景ですが、近頃はどうなんでしょう?
ボクは、勉強が好きな人間です。
勉強とは、学校の教科書で学ぶ勉強だと捉えられがちですが、それだと話が小さすぎるのです。
人の役に立つのが仕事
給料がゼロの仕事をする人は、あまりいません。
仕事をする以上、報酬を得たいですし、そのために仕事をする人が大多数です。
では、なぜ報酬が得られるか。
それは報酬が対価だから。
モノやサービスを売って得られる対価です。
つまり、誰かの役に立つコトで報酬を手にできるのです。
ボクは以前、こんなコトを書きました。
ここの1,000円分の食材があるとします。
それを調理しておいしい料理にします。
Aさんの料理はとてもおいしくて大人気。
1人前が1万円でも売れます。
Bさんの料理はおいしくないので不人気。
800円、つまり原価割れでも売れません。
この2人の差は、勉強の差です。
同じ材料を使っても、それまでに培った知恵の違いで、このような差が生まれるのです。
Bさんだってもっと高級な材料、例えば8,000円の食材を使えばおいしくできるかも知れません。
1万円で売れるかも知れません。
でも、それだとコストも上がってしまいます。
Aさんは1,000円の食材で1万円の料理。
Bさんは8,000円の食材で1万円の料理。
利益率が違いますよね。
高く売るために高いコストを掛けるのは、高く売ると言う目的には合致しますが、高い利益率を目指すなら方向が違います。
はっきり言って、高い食材を使えばおいしい料理ができるなんて、誰でもわかるコトです。
誰でもわかるコトをしていても、勝てるハズがありません。
有名な画家の絵画は何億円もしますが、それはその絵に使われている絵の具や紙の材料費が高いからではありません。
その絵の技術が評価されているのです。
つまり、人間の能力。
もし、給料が上がらない、収入が低い、と嘆くのなら、やるべきコトはただひとつ。
そうです。
能力を上げるのです。
つまり、勉強ですね。