クルマは楽しい
ボクは、未成年の頃に、いすゞのピアッツァと言うクルマに憧れていました。
初代ピアッツァと2代目ピアッツァがあるんですが、当然、初代の方ですね。
初代のデビューは1981年。
ボクは幼い子供。
世界的な工業デザイナーであるジウジアーロがデザインしたそのスタイルで今でも語られる名車ですね。
ボクは社会人になってから、ピアッツァを買いました。
もちろんピアッツァの時代はとっくに終わっていたので、中古車です。
オートマチック車なら30万円くらいで買える相場でしたが、ボクはマニュアル車が欲しかったのです。
前エンジンの後輪駆動車、いわゆるFR車をマニュアルで運転するのが夢でしたからね。
で、探しに探して見つけたのが110万円。
それでも買いました。ローンを組んで。
子供の頃から憧れた、最高にスタイルが良いFR車が自分のクルマで。
ホントに壊れるまで乗りました。
壊れるまで乗ったので最後は廃車でした。
事故では無く、ホントに乗りすぎて壊れたのです。
わずか1年ほど。
1年で110万円のクルマは廃車になり、ローンだけが残りましたが、良い思い出。
自動車費用
関西生まれ育ちのボクは、その後、次のクルマを新車で買いました。
結果、そのクルマは10年近く使うコトになります。
2006年に東京へ移住するコトを決め、そのために転職し、そのクルマに荷物を積んで、自分で関西から東京へ運転して引っ越しました。
そして、東京でのあまりの駐車料金の高さを知り、すかさず売却したのです。
それ以来、ボクは、自動車を持たない生活に。
東京暮らしをすればわかりますが、自動車は不要です。
そこら中、駅だらけです。
ちょっと歩けば、どこかの駅にたどり着きます。
もともと歩くのが大好きなボクは、山手線やその内部や周辺のほぼ全ての私鉄や地下鉄の駅で降りました。
土地勘を養う意味も込めて、とにかくあらゆる街を歩き回りました。
おそらく東京ネイティブの人よりも詳しいかも知れません。
東京は生活費が高いです。
高いと聞いていました。
まあ確かに家賃は高いですね。
しかし、例えば、全国チェーンの飲食店などは、そんなに割高感は無いんですよね。
牛丼チェーンなんて、東京でも地方でも同じ値段ですし。
要は、都心でも300円ちょっとで牛丼は食べられるのです。
関西に住んでいる頃は確かに家賃は安かったです。
しかし、自動車に関して、
- ローン
- ガソリン代
- 保険料
- 税金
- 車検費用
- 修理代
- 清掃費
- パーツ・アクセサリー代
- 付随のレジャー費用
要は、自動車を持つだけでかなりのランニングコストがかかる上に、自動車でのレジャーにもそれなりにおカネがかかるんですよね。
例えば、キャンプに行ったり、釣りに行ったり。
ボクもテントを買ったり、釣り道具を買ったりしました。
そして何と言っても、事故のリスク。
数十年間の運転生活で、1回もまったく事故に遭遇しない確率って低いんですよね。
年間の交通事故の件数から見ても明らかですし。
ボクはクルマを持たなくなって、その事故のリスクから解放されたのは大きいですね。
駐車場を探さなくて良いので、出掛ける際の小回りの良さも感じます。
結局、ボクはクルマは好きですし、クルマの大きなメリットも楽しみましたが、一方で、クルマを持たないコトによる絶大なメリットも感じています。
持っている人は持たない生活を。
持っていない人は持つ生活を。
そう言う変化を楽しむのもオススメですよ。