ブラック・エンジェルズ
今回はいきなり昔の漫画の話です。
1981年から少年ジャンプで連載された、ブラック・エンジェルズ。平松伸二氏の作品です。
いわゆるハードボイルド作品。
勧善懲悪型で、正義が悪を倒す漫画です。
1983年から同じ少年ジャンプで連載された、北斗の拳も雰囲気が似ていますね。
ボクが読んだのは電子書籍（Kindle）版で全20巻。
少年ジャンプなので、いわゆる少年漫画のカテゴリーに入り、かなり読みやすいです。
時間があれば、1日で全巻読破可能かも。
残酷な描写
ストーリーの序盤は1話完結型。
いわゆる悪い人たちを主人公が暗殺します。
裁判で裁けない悪に対する私刑ですね。
自転車のスポークを武器にしてクビや頭に突き刺します。
なかなかの残酷描写。
ボクがこの漫画を読んでいて思ったのは、犠牲者が多いと言うコトです。
誰かがピンチになっているところへ主人公が駆けつけて何とか救出すると言う話はほとんどありません。
老若男女、子供であろうと、どんどん命を奪われてしまいます。
そして、事件が起こってから、主人公は暗殺します。
よって、かなり重いです。
後味が悪いです。
最初のうちは、そんな、必殺仕事人的なストーリーですが、やがて関東を大地震が襲い壊滅してしまいます。
そこからは北斗の拳のような世界観になります。
荒れ果てた世の中に悪がはびこる。
それに抵抗する主人公たち。
ドラゴンボールのようなスキルのインフレも発生します。
最初は自転車のスポークで突き刺していた、あくまでも普通の人間だった主人公。
しかし、物語が終わる頃には、超能力を超越して、神の領域にまで。
ドラゴンボールもそうですが、連載当初の世界観とは激変です。
ホントは終了する予定だったのが、どんどん延長されたってコトでしょうか。
1980年代の漫画なので、今となってはセリフの言い回しが古い感じがしますが、それが逆に新鮮。
新キャラがどんどん登場しては、終始、戦闘しています。
魁！！男塾が好きな人には、合うと思います。
全20巻がKindle Unlimitedに対応しているので、全巻買うより安いです。
後味の悪い思いレトロ少年漫画を探している人は読んでみてください。
