怒る
先日、高速道路で後ろのクルマを停止させて、そこに後続のクルマが追突し、停止したクルマに乗っていた夫婦が亡くなるという痛ましい事件が起き、かなり反響の大きなニュースとなりました。
きっかけはサービスエリアだとか。
その通行路にクルマを止めていたオトコを夫婦が注意したら、オトコが怒って追いかけ回し、クルマを停止させたんですね。
この事件はまだ何の裁判も行われていないので、犯罪と呼ぶのは避けますが、世の中の犯罪には、似たようなことがたくさんあります。
腹が立ったので殴った。
腹が立ったので刺した。
ボクは、腹を立てない人間です。
ボクを実際に知っている人なら、ボクが腹を立てているのを見たことが無いと思います。
なぜ腹を立てないか。
なぜ怒らないか。
理由はカンタン。
怒っても誰も幸せになれず、ほとんどの人が不幸になるからです。
冒頭にあげた事件。
怒ったオトコが夫婦を追いかけ回し、不幸な事態に追い込みました。
では、その結果、オトコは幸せになれたでしょうか。
そんなことはないですよね。
これから裁かれて、何らかの罰が与えられます。
誰一人、幸せにもなっていないし、誰にも何のメリットもありません。
そして、みんなが不幸になりました。
怒るという行為は、怒る本人含め、全員が不幸になります。
ボクはわざわざ怒って、わざわざ怒って、人を不幸にしたくないですし、自分も不幸になりたくありません。
だから怒りません。
自分がイヤな目にあっても、気にしないだけのことです。
そんなボクなので、世の中の犯罪者を見て、
なぜわざわざ自分が不幸になる方を選ぶんだろう?
と思っちゃうんですよね。
叱る
ちなみに勘違いしないで欲しいのは、怒りはしませんが叱ります。
自分が腹を立てて相手にぶつける行為を怒りと呼ぶなら、叱りは相手のためになる行為です。
相手が悪いことをしようとしているなら、それを止めることは自分のためではなく、相手のためですよね。
自分のコトでは怒らない。
相手のために叱る。
これ、大事だと思いませんか?
もう怒るのはやめましょう。