変化
生物は変化によって生き残るようになっています。
強い者が生き残るのでは無いのです。
環境が変わっていくのに、成長しない。
それは破滅を意味します。
環境が変わるのに合わせて自らも変化、つまり成長していくから、生き残れるのです。
伝統、保守
伝統的なモノはたくさんありますが、例えば大相撲。
日本の国技と言われています。
伝統を守る建前で、いまでも土俵に女性は上がれません。
一方、数十年前にテレビ放送が始まると、テレビ中継の時間帯に合わせるように取組の時間を変えました。
伝統なんてそんなものです。
都合の良いところは平気で変え、都合の悪いところは伝統を主張する。
世の中に存在する伝統もたいていそんなものです。
ここまで生き残ってきたのは、変化して来たからです。
ガチガチに何も変えなかった物事は滅び去っているので、すでに存在しません。
そもそも、相撲自体、日本の2000年以上の歴史の中では、ごく最近にできたものです。
昔からあったのでは無く、歴史の、
途中
でできたものです。
これを守るコトは保守なのでしょうか。
元の状態を維持して守り続けるのが保守ならば、もともと相撲は存在しなかったので、それを守るのが保守ですよね。
相撲に限らず、伝統と呼ばれる物事はみんなそう。
もともと存在しなかったのを、人間が歴史の、
途中
で生み出しただけです。
日本と言う国も、大相撲も、色んな行事や風習も。
すべてもともと存在しなかったのです。
途中で出て来たのです。
つまり変化ですね。
保守派って、そう言う意味で矛盾してるんですよね。
だって、途中で登場したものを守ろうとしてるんですから。