隣室
とあるマンション暮らしの知人の話によれば、隣室で孤独死があったそうです。
孤独死したのは、高齢者では無く、中年男性。
ボクはちょっと驚きました。
でも、考えてみれば、高齢者で無くても孤独死はありえますよね。
臭い
孤独死が判明したのは臭いでした。
現代社会においては、隣室の人手さえ、日常の付き合いはありませんし、素性も知りません。
生きていてもいなくても、わからないわけです。
そして、強烈な異臭。
異臭とともに、隣室のベランダから、その知人の部屋のベランダに腐敗した体液が流れてきたそうです。
ちなみに、ボクも、その知人の部屋に行きました。
確かに腐敗臭がしました。
いろいろ考えるんですよね。
隣室の男性がその部屋の所有者であれば、その部屋の片付けや処理は、その人の親族が行う必要が出てきます。
でも、その部屋が賃貸であれば、処理は、部屋のオーナーの負担となります。
いずれにせよ、大きな負担です。
汚物で壁や床が汚れたのなら、取り替える必要もあるでしょう。
おそらくリフォームに数百万円はかかります。
それにしても、高齢者では無い中年男性。
サラリーマンなら、出社が途絶えるので、他人がすぐに気付くでしょう。
でも、フリーランスであったり、たまたま休職中の人なら、1週間や1ヶ月くらい、誰にも気付かれない可能性が十分にあります。
今回の孤独死も、死後1週間での発見だったそうです。
毎日、誰かとコミュニケーションを取ることをルーチンにしていない人なら誰でも、この可能性があるってコトですね。