失敗とは
自己啓発本をたくさん読んできたボクですが、自己啓発本なんて役に立たないと言う人もたくさんいます。
読書家の人は気付くと思うんですが、本ってわりと同じコトが書かれているコトが多いんですよ。
例えば、
何かを成し遂げるには能力よりも行動が大切。
と書かれているコトは非常に多いですし、そう言っている人もたくさんいます。
例えば、日本の経営者として有名な、ソフトバンクの孫さんやユニクロの柳井さん、マクドナルドの藤田さん、アパホテルの元谷さんなど。
みなさん、1回やってそれが当たったわけでは無いんですよね。
むしろ、99回失敗して、1回、ホームランを打った。
つまり、とにかく行動して試行錯誤してたくさんの失敗を経験して、その中で当たった。
そんな人ばかりです。
もちろん一発で当たる人も中にはいますが、それは確率の話であって、大勢いれば、たまにはそんな人もいる、と言うだけの話です。
能力を身に付けてから挑戦する人は、いつまでたっても挑戦が始まりません。
挑戦しながら身に付けるから前に進むのです。
失敗を責める
どこの国でも、民衆は失敗を責める傾向にあります。
例えば、サッカーのワールドカップのPK戦。
選手が交代で蹴っていき、その中で外してしまった選手が責められたコトがあります。
ボクは、日本の役所やサラリーマン社会を思い出しましたよ。
だって、挑戦して失敗した人が責められている一方、挑戦しなかった人は何も言われない。
よく考えたら変ですよね。
Aさんは99回の失敗をしている。
Bさんは1回も失敗したコトが無い。
そこだけを聞くとBさんが優秀であるかのように聞こえます。
でも実は、Bさんは1回も挑戦していないのです。
そりゃ、失敗もしませんよね。
人類の歴史は、進歩の歴史です。
先人が挑戦し、失敗し、試行錯誤し、少しずつ改善しながら現在につながり、そして現在のボクたちも、未来につなぎます。
サラリーマンの人は社内を見回してください。
あなた自身も含めて。
挑戦して失敗を繰り返す人。
挑戦せずに無難にノーミスで乗り切る人。
今までに何度か書きましたが、生き残るのは強い者では無く変化に対応できる者です。
なので、現状維持の人は生き残れません。
新しいテクノロジーが出たら、率先して試してみてください。
そして、失敗と試行錯誤を繰り返してみてください。
それが必ず活きてきます。
古いモノ、古い環境、古い慣習、既得権にしがみつく人は、取り残されます。
それは、数千年、数万年の人類の歴史、そして、数億年の生物の歴史が証明しています。
誰かの失敗を責める前に、自分がまず失敗を恐れずに挑むコト。
それが自分を守り、自分の大切な人を守るコトになるのです。
と言うわけで、数多くの自己啓発本に書かれているコトですが、本を読まない人は知らなかったかも知れません。
そんな人が気付きを持ってくれれば、この記事を書いた勝ちがあると言うものです。