ひき逃げ
トラブルによって知人をクルマで轢いて逃げたと言うニュースを見ました。
この手のニュースはホントに多いですね。
ひき逃げに限らず、トラブルで人を包丁で刺すとか。
とにかく、誰かの命を意図的に奪う人が非常に多いのです。
ボクはしょっちゅう書いていますが、そんなコトをしても、単に加害者が刑罰を受けるだけなので、何のメリットもありません。
わざわざ誰かの命を奪い、自分が刑務所で何年も過ごす。
デメリットしか無いですよね。
もし誰かを憎んでいるのなら、その人と縁を切れば良いのです。
忘れ去るのです。
そうすれば、自分も新しい人生を送れますし、刑務所で暮らすと言うデメリットを受ける必要もありません。
脳
でも現実問題として、それができない人が大勢います。
自分が刑罰を受けるのに、誰かを意図的に害してしまうんですね。
つまり、思考力の問題です。
で、ボクは思ったんですよ。
これって脳の能力の格差問題だと。
例えば、足の脚力は人によって違います。
走るのが速い人もいれば遅い人もいますし、障害があって歩けない人もいます。
それは本人の努力とは別に、生まれつきのモノです。
脳も人間の器官である以上、人によって格差があります。
きちんと理論的に考えられる人。
道徳的に考えられる人。
そんな人は、犯罪を回避しようとします。
それは、自分が刑罰を受けたくないと言う理由かも知れませんし、そもそも犯罪は悪いコトがと言う倫理観かも知れません。
どっちにしても、世の中には一定数、考えられない脳を持って生まれて来ている人がいます。
犯罪がダメであると言う判断力が無い、あるいは、備えるコトができない脳の持ち主です。
足が遅いのと同じで、そう言う脳を持って生まれて来ているので、どうしようもありません。
だから、そんな人に倫理を説いても、何の抑止力にもならないわけですね。
道徳教育は、道徳教育によって良い方向へ影響を受ける脳を持っている人にのみ有効なわけです。
ある意味、残念な話ですが、人それぞれに差異がある以上、害を防ぐのは非常に難しいのかも知れません。