人工物
科学と言う言葉と人工と言う言葉を混同している人がいます。
つまり、科学的であるコトは自然では無いと言う考え方ですね。
言っておきますが、科学は自然界を含めてすべて科学です。
海も森も空も大地も。
すべて自然科学と言う範疇です。
科学的であるイコール人口的である、では無いのです。
地球の動きを調べるコトもまた、科学なのです。
一方、人工と言う言葉が反自然であると考えるのにも、ボクは少し違和感を持っています。
人間も自然の一部
なぜなら、人間もまた、自然界の生物の一種であるからです。
なので、人間が行動して作った結果としてのビルや自動車などは、これも自然界のモノなんですよね。
例えば、他の動物を見ればわかります。
アリなんて、地中に広大な巣を作ります。
実に良くできた構造物なんですよね。
建築物と言っても良いかも。
これは、人間がビルを建てるのと同じですね。
自然界に存在する材料を加工して建築物を作っているわけですから。
ビーバーが作るダムもおなじみですよね。
あのダムは勝手にできあがるモノではありません。
ビーバーと言う動物が、その意思を以て、構築するモノです。
これまた、人間と同じで、後から作られた建造物なのです。
そう言うわけで、実は、人間が数多く作り上げた人工物と呼ばれているモノも、自然界の生物の活動の結果に過ぎない。
それだけの話なのです。