侵略
とある大国が、隣接する国を突如攻撃し始めたとします。
いわゆる侵略戦争ですね。
攻撃を受けた国は、自国を守るために反撃します。
でも相手は大国。
じわじわと押され、国土の一部を占領された状態になっています。
その後も戦争は終わりません。
少なくとも守る側は止められません。
止めたら、自国は、相手国の支配下に入ってしまうからです。
和平
で、そんな戦争が何年も続いています。
世界中が見守り、支援をしています。
でも、戦争が続く限り、誰も幸せになりません。
死者、負傷者も増え続けるばかりです。
大切なのは、戦争を終わらせるコト。
でも、侵略国は振り上げた拳をカンタンには下ろせません。
守る側の国も、冒頭に書いたように、カンタンに止めるわけにはいきません。
そこで、第三者が和平案を提案するわけです。
要するに、現時点で、戦争を止めましょう、と。
その提案を両国は受け入れるでしょうか。
ボクが注目するのは、責められている側の国に対して非難する人たちの意見です。
繰り返しますが、両国とも、カンタンに止められない事情があります。
だから、和平案もカンタンには受け入れられないのです。
それに対して、
責められている側の国まで戦争を継続したがっている。
と非難する人が多数います。
はてさて、そんなに単純な問題でしょうか。
責められている国は、すでに国土の一部を占領されているのです。
その状態で和平になったら、その状態で確定してしまうのです。
日本で例えてみましょうか。
例えば隣国が日本に突如攻め込んできて、東北地方と関東地方を占領してしまったとします。
それでも戦争は続きます。
そこで第三者が和平案を提示します。
日本はそれに応じるべきでしょうか。
そうすると、東北地方と関東地方は侵略国の支配下のまま。
残りが日本人の住む国、となるわけです。
要するに、そう言うコトです。
和平案は戦争を終わらせると言う意味「だけ」においては良いんですが、責められた国にとっては、何も平和にならないのです。