年賀状文化
ボクは常々言っていますが、どんな伝統行事も、最初からあったわけでは無く、歴史の途中で登場したモノばかりです。
毎年、年末になると多くの人が、郵便ハガキの年賀状を出しますが、実はボクは、それをやめてからすでに17年経過しました。
とっくの昔にやめているのです。
年賀状は伝統文化だからと言う人もいるでしょうが、年賀ハガキの歴史なんて、せいぜい100年ちょっと。
今の日本の2000年以上の歴史から見れば、年賀ハガキなんて、ごく最近の文化です。
でも、年賀ハガキ登場以前にも、年賀の文化はあっただろ、と言われそうですが、そうです。
形が変わったのです。
歴史の中でどんどん形を変え、1870年頃に年賀ハガキが登場しました。
ボクは、年賀ハガキはやめ、必要なら、メールなどのネットツールで年賀挨拶をしています。
年賀ハガキがそうであったように、ボクもまた、変化させたのです。
歴史の途中で年賀ハガキが登場し、その時代も終わり、次のツールに変えた、それだけのコトです。
今後も、どんどん変わるのでしょう。
それが伝統と呼ばれるモノの正体です。
ネット年賀
紙の年賀ハガキの方が、人間っぽくて良い、と言う人もいます。
でも、それって主観であって客観では無いですよね。
17年前に、メールでの年賀に切り替えてボクは衝撃を受けました。
何せ、すぐにその場で返信できるんですから。
それまで、紙の年賀ハガキを送ったりもらったりしていた頃は、1年に1回だけの近況報告が多かったのです。
1年ぶりに来た年賀ハガキを見て、
ああ、元気そうだな。
と言うだけ。
それだけ。
ところが、メールなら、その場で返信。
そこから、何度も往復になります。
年に1回だけ来たハガキを見るだけなのに比べると、いかにステキで人間的か。
と言うわけで、ボクは、コミュニケーションが深まる人間的なメールに切り替えていったのです。
紙の年賀ハガキ、と言う外面で判断せず、レスポンス重視と言う中身で判断したんですね。
- 年賀ハガキを作るための金銭
- 作る時間
- それっきり
メールやネットでの年賀は、この3つの年賀ハガキのデメリットを解消してくれました。
やり取りも活発になりました。
繰り返しますが、時代とともに物事は変化します。
改良されたモノが古いモノを駆逐するのは歴史の常。
より効率良く、より安上がりで、より人間的な、ネットでの年賀。
オススメしておきます。