年賀状
ボクは2004年の正月から、年賀ハガキを出すのをやめました。
かれこれ10数年間、ずっと年賀ハガキを出していませんし、これからも出す予定はありません。
その変わり、メールやSNSなどのITで年始の挨拶をします。
それを聞いた人が、日本の文化を大事にしろとか、人間らしさを大事にしろ、と言うのです。
人間らしさ
スマホなどで送信する年賀挨拶よりも、年賀ハガキを作る方が人間らしいと言う主張ですね。
うーん。
そうですか?
まず、日本の文化については、よくわかりません。
そもそも、年賀ハガキなんて昔は無かったんです。
ずーっと。
それが1873年頃から年賀ハガキが普及し始めたらしいです。
日本の2000年以上の歴史において、1900年以上は年賀ハガキなんて存在しなくて、ごく最近やっと登場したばかりです。
つまり、年賀ハガキなんて歴史も短いですし、日本の文化としては短いのです。
それまでも年賀の挨拶の方法はいろいろあったわけで、要するにどんどん変化しているんですね。
年賀ハガキはその中の単なるひとつです。
そして現在もまた形を変えて、年賀ハガキでは無く、メールやSNSになっただけです。
これらもまた将来、形を変えるでしょう。
変化するのが当たり前なのです。
少なくとも、メールやSNSでは、往復が可能です。
年賀ハガキって、年に1回だけ受け取って、ああ元気にしているな、と感想を言う程度の人って多くないですか?
それに対して、メールやSNSで年賀の挨拶が来たら、すぐにそれに返信できますし、さらにそれに返信が来るコトもあります。
つまり、年賀ハガキと違って圧倒的にコミュニケーションが豊富になるんですよ。
どっちが人間らしいですかね?
年に1回の音信の年賀ハガキ。
何度もすぐ往復できるIT。
と言うわけで、ボクは、人間らしいITを今後も活用する予定です。
人間らしさに欠ける年賀ハガキはもういらないのです。