非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、ビジネス、金融、経済、不動産、保険、音楽、映画、ニュース、自己啓発その他。

高齢者とITリテラシー

実家にて

 

 

年末年始の帰省で親の暮らしを久しぶりに見ました。

高齢の親の生活にもIT機器は入り込んでいて、特にスマートフォンは便利なので、生活の一部となっているようです。

もちろん、ボクのように、あらゆる場面にスマホを使いこなそうと考え、こう言うブログを書いている人間から見れば、まだまだアナログで不便な生活をしているとは思えるんですが、関心を持って使おうとするコトはステキだと思いました。

 

ボクは、iPhoneに様々な電子マネーやポイントカードを入れています。

でも親は、スマホを持ちつつ、同時に、プラスチックカードのICOCAを持っていて、都度、現金をチャージしているようです。

ボクは、スマホのPASMOにオートチャージしているので、プラスチックカードのICOCAに現金チャージなんて本末転倒に見えるんですが、そこまではまだハードルが高いようです。

 

 

着信履歴

 

 

家庭にある固定電話機。

ボクの実家にもあります。

ボクが帰省中にその電話が鳴ったんですよ。

何かセールスの電話だったようで、母は少し聞いてから受話器を置きました。

ボクは、そう言う時は、着信履歴から電話番号を見て、その番号をGoogleで調べたら、どんな業者からなのかがわかるコトがあると伝えました。

ところが母は、着信履歴って何?この電話にそんな機能は無い、と言いました。

ボクは、そんなハズは無いと思って電話機を見ると、履歴ボタンがあります。

と言っても、履歴と日本語で書かれているわけでは無く、アイコンがあるだけ。

なるほど、これなら知らない人は知らないだろうなあと思いました。

少なくとも10年20年と、母は知らずにいたわけです。

履歴の使い方を教えると感心していました。

 

また、カーナビでも同じような話がありました。

カーナビには、軌跡を残す機能があります。

一度走った道には、点点点と軌跡が残るので、来た道を戻ったり、過去に走った道を見るコトができます。

ボクが両親とドライブしている時に、帰ろうと思って軌跡通りに走っていると、親は、よく帰り道がわかるなと訊ねるので、軌跡を見ているだけと答えました。

これまた親は軌跡機能のコトを知らなかったので、感心していました。

 

そんな親ですが、PayPayに関しては日常的に使っているようで、積極的に活用していました。

 

要するに、年齢は関係無く、関心を持つかどうかなんですよね。

高齢者だからIT機器が苦手なのでは無く、経験が無いから苦手なのです。

 

そう言えば、ボクが子供の頃、親は演歌が好きでよく聞いていました。

ボクも歳を取れば演歌が好きになるのかなと思っていました。

でも、最近、親から好きな演歌を聞かされたとき、ボクは何の感情も持てず、やはり子供の頃から聞いていた音楽が好きなままです。

要は、年齢によって趣向が決まるのでは無く、経験で決まるんですね。

 

勉強や経験が人間の能力を磨く。

それを感じた数日間でした。