意見
小林よしのり氏が面白い文章を書いています。
実はボクも、このブログで当初からずっと似たことを書いています。
例えば、与党と野党
現時点での与党は自民党、公明党です。
与党支持者は与党を支持し、野党批判をします。
野党支持者は野党を支持し、与党批判をします。
これは別に、政治の話だけでは無く、人間全てに当てはまることなんですが、完璧な人なんていないんですよ。
例えば、現時点での総理大臣は安倍さんですが、安倍さんの言うことにも正しいこともあれば、間違ったこともあります。
ボクはずっと書いていますよね。
政治家は支持をしてはいけない、と。
なぜなら政治家は権力者だからです。
民主主義は国民が主役。
だから、権力は常に監視する必要があります。
権力を支持するなんてボクには考えられません。
自民党が与党になっても、民進党が与党になっても、共産党が与党になっても、他のすべてのどの政党が与党になっても、ボクは支持しません。
支持しないと言うのは反対すると言う意味ではありません。
さっきも書いたように、正しい意見には賛成し、間違った意見には反対すると言う意味です。
そして、それはすべての政党、すべての人間に起こりえるのです。
完全に正しい政党はありません。完全に間違った政党もありません。
完全に正しい人はいません。完全に間違った人もいません。
だから、自分の頭で考えるんです。
例えば、憲法改正の議論が盛んです。
多くの人がヒステリックになっています。
なぜなら、目的と手段を混同しているからです。
憲法改正を目的化してしまっているんです。
目的はあくまでも平和なんですよ。
憲法改正派は、それが平和のための手段だと思っています。
憲法維持派は、それが平和のための手段だと思っています。
つまり両者とも、同じ目的を持っているんです。
手段が違うだけなんですね。
それは考え方の違いです。
同じゴールを目指すのに2つのルートがあり、それぞれが反目し合っている。
しかも同じ国民同士が。
ボクは憲法改正派ですが、憲法改正したくて、そう言っているのではありません。
そうしないと、危機が訪れるから、「仕方無く」憲法改正を謳うんです。
ホントは、世界中の誰もが侵略や攻撃をしなければ、そもそも憲法改正なんてしなくて済むんですよ。
でも、人間はバカだから現実は違うでしょ。武器を持って他国を脅かそうとする人間が大勢いる。
だから、仕方無く憲法改正する。
そこまで読み解く必要があるんですよ。
憲法改正を喜んでする意思なのか、それとも同じ憲法改正派でもボクのような考えなのか。
このように、手段が同じであっても、異なる考えの人がたくさんいるんです。
人間は多様なのが当たり前。
友達=正しい人、とは限らない
それは友達だって親友だって同じ。
意見が同じだから、価値観が同じだから親友なのでは無いんですよ。
すべての意見や価値観が同じ人なんて、この世にいません。
それでも人は友達になれる。
いや、むしろ、友達だからこそ、正直に意見をぶつけ合うことができる。
ボクも人生の中で、何度も、色んな親友とケンカし、それでも親友です。
友達としての関係を崩したくないからとか、波風を立てたくないからとか、そんな理由でホントの意見を言えないのなら、それは友達では無いですよ。
友達と思い込んでいる薄っぺらい関係です。
みんなが違う。
それが個性。
それが当たり前。
Aさんは正しい。だから仲良くする。
Bさんは間違っている。だから仲が悪い。
そんな考え自体がおかしいんです。
だから、冒頭の小林よしのり氏の意見はボクは正しいと思いますし、一方で小林氏の他の意見はおかしいと思うことも良くあります。
彼が正しい人間かどうかではなく、彼の中の正しい意見と間違った意見を自分の頭で判断しなきゃいけないんです。
それは津田氏も三浦氏も同じです。
完璧な人なんていないんですから。
Aさんの正しい意見は尊重し、Aさんの間違った意見は批判する。
Bさんも同様。
政治も同じ。
すべての人間に対するボクの考えです。
友達も同じ。
あなたには、ホントに叱ることができる親友がいますか?
ホントに叱ってくれる親友がいますか?
今回もまた、同じようなことを書いてしまいましたね。