モノ
ボクは物欲が強くて、例えばクルマを買ったら、キャンプ道具やスノボなど。
自宅では、大画面テレビを買ったら、サラウンドのスピーカーシステムを。
とにかく、様々な道具や機器を買うのが大好きでした。
物欲ですね。
ところが近年、ボクの中の物欲の定義が変化したのです。
物欲と所有欲
iPhoneの出現は衝撃的でした。
それまでは、音楽プレーヤーを買い、パソコンを買い、電話機を買い、本を買い、地図を買い、ラジオを買い、カメラを買い、とにかく購入の連続でした。
ところがiPhoneがあれば、それらが一気に不要になりました。
iPhoneがそれらの機能を持っているからです。
特に、電子書籍の体験は衝撃です。
部屋に本棚を置いて大量の本を並べていたのに、全てが手のひらに収まったわけですから。
しかも、経年劣化もせず、拡大縮小も自在。
持ち歩き可能。
大量のモノを購入、所有しないのに、iPhoneを持っていれば、それらを使えるわけです。
所有欲を満たしていないのに、物欲を満たしているような状態。
モノを持たなくても、使用可能。
本棚と本とラジオとゲーム機と地図と電話機と音楽プレーヤーと手帳と。
それらを捨てると部屋が猛烈にスッキリしました。
物置としての広い部屋に住む必要が無くなりました。
まさに断捨離。
モノを使うコトをガマンする断捨離では無く、物欲を満たす断捨離。
今のボクは、そこにいるのです。