個人情報
ボクは年齢非公表ですが、テキトーに想像してください。
適度なおっさんです。
子供の頃はインターネットがありませんでした。
大人になって、何年かしてから、インターネットが普及していきました。
つまり、インターネットの無い時代と、インターネットが普通にある時代の両方を、はっきりと経験している、ネット過渡期世代です。
インターネットの普及と共に、ボクが時代の変化として感じているのが、個人情報の扱いですね。
インターネットは時空を超えられるのが最大の特徴。
一瞬で、世界中に情報を届けるコトができる、つまり、時間と空間を点にしたわけです。
当然、個人情報も、ネット上に流れてしまえば、一瞬で世界中に行き渡ります。
法整備されているため、犯罪者でも無い限り、うかつに個人情報をネットに公開する人はあまりいなくなりましたが、それも、ネットの影響でしょう。
郵便と電話
まだ、インターネットが無かった時代にも、今で言う、
オフ会
的なコトは行われていました。
ボクが実際に経験したコトを書きます。
それは、雑誌への投稿です。
ボクは自動車でどこかへ遊びに行くサークルが作りたくて、自動車雑誌に、
サークルメンバー募集
と言う投稿をしました。
それを見て、入会希望者が応募するのです。
応募のやり方は、郵送です。
そうです。
雑誌には、ボクの住所氏名が掲載されていました。
もちろん、ボク以外の色んな人たちの住所氏名が掲載されていました。
当時は、個人情報が雑誌に掲載されるのが当たり前の時代。
なにせネットが無いので、拡散しません。
雑誌を読んだ人には知られますが、それだけです。
そして、ボク宛にたくさんの封筒が届きました。
老若男女、色んな人が応募してきたのです。
もちろん、みんな、住所氏名が記載されています。自己紹介文も書かれています。
連絡方法は電話。
携帯電話が無い時代なので、1軒1軒、自宅に電話。
集合するのも事前に綿密に打ち合わせておかないと、集合場所や時刻を間違えると、連絡が取れないので、会えないんですよね。
携帯電話がいかに偉大な発明か。
文字や画像情報を伝えるのは郵便なので、数日かかり、音声情報だけが電話でリアルタイム。
そんな時代にサークル活動。
いま、普通にネットでSNSを使ってオフ会やイベントをやっている時代を思うと、当時の人たち(ボクを含む)の涙ぐましい努力に賛辞を送らずにいられません。