日本
ボクには保守と言う言葉は似合いません。
常に、変化や新しいモノを求めているからです。
伝統とか保守って、それ自体に矛盾もはらんでいますしね。
日本らしさを声高に叫ぶ人、多いですよね。
それってなんでしょうか。
らしさ
最近は珍しくありませんが、髪を染める人が一般化しました。
かつて、髪染めが流行りだした頃、こんなコトを言う人が少なくなかったんです。
日本人のクセに髪の色を変えてどうする。
ボクはすぐに思いましたよ。
あなた、日本人のクセに洋服着てるよね、と。
日本人なのに、洋服を着て、洋食を食べ、洋室に住み、洋式トイレを使う。
そもそも、和服は日本人らしいのでしょうか。
日本人は当初から和服を着ていたわけではありません。
日本と言う国家が成立して、長い長い年月が経過して、やがて登場したのが和服です。
つまり、和服は、
後から出来たモノ
なのです。
和食もそう。
和室もそう。
和式トイレもそう。
ここに、伝統や保守の矛盾があるのです。
まるで、最初からそうだったように語る。
いま、伝統として語られるモノはすべて、
後から出来たモノ
なのです。
日本誕生と同時に出来たモノなんて、何もありません。
本来の日本を守ろうと言うのなら、和服も和食も和室も日本語も捨てなければならないのです。
ボクはその矛盾がおかしいと思うので、保守と言う考え方を持ちません。
人は常に変化し、前に進むモノなのです。
それが成長です。
保守のために、前に進むのをやめ、しかも、その守るべきハズのモノも実は後から出来たモノ。
何のこっちゃ。