性被害
女性の性被害に関して民事で女性が勝訴したニュースで世間は大賑わい。
ボクは、とある点に注目して、バカバカしいと思っています。
それは、右派と左派の思想が持ち込まれているコトです。
本来、裁判に思想は持ち込んでは行けません。
右派の人であっても左派の人であっても、同じ基準で判断する。
それが法治国家である日本での当然の姿勢であるはずです。
ところが、今回のケースでは、被害者とされる女性が左派で加害者とされる男性が右派なんですね。
右派の人たちは右派の男性を支持するので、男性側を正しいと主張し、女性側を攻撃します。
左派の人たちは左派の女性を支持するので、女性側を正しいと主張し、男性側を攻撃します。
ね、おかしいでしょ。
もし、同じ事案で、逆に、被害者とされる女性が右派で、加害者とされる男性が左派だとしたら、右派の人たちや左派の人たちの態度も真逆になります。
右派の人たちは右派の女性を支持するので、女性側を正しいと主張し、男性側を攻撃します。
左派の人たちは左派の男性を支持するので、男性側を正しいと主張し、女性側を攻撃します。
ね、おかしいでしょ。
同じ事案なら同じ基準で判断するのが、まともな日本人のはずなんですが、まともじゃ無い人がたくさんいるので、立場によって判断が真逆になるのです。
右派でも左派でも関係無く、同じ基準で判断すべきだし、被害が実際に発生しているのなら、被害者が泣き寝入りしないようにすべき、とボクは思うんですが、世の中にはそう言う法治国家の原則を無視して、常に自分が支持する側が有利になるように態度をコロコロ変える人たちが存在します。
まあ、そう言う人たちは法治国家日本の原則に反しているので、ボクは全員、反日だと思いますが。
右派も左派も関係無いです。
日本の良き原則を貶めている時点でどちらも反日です。
完全犯罪
ところで、これも以前から書こうと思っていたんですが、刑事事件の立証って難しいですね。
判決の決め手は証拠なんですよ。
これは言い方を変えれば、証拠が無ければ、実際に犯罪を行っていても有罪にはならない、と言うコトです。
例えば、日本では3人の命を奪えば死刑判決になると言われています。
と言うコトは、すでに3人の命を奪っている人物にしてみれば、もはやこれから何人の命を奪っても、刑の重さは変わりません。死刑ですから。
であれば、すでに3人の命を奪っている人物が次に誰かの命を奪った際、目撃者がいれば、その人の命も奪うと考えられます。
なぜなら、目撃者がまったくいなくなれば逃げられる可能性が高まりますし、これ以上、刑は重くならないわけですから。
その結果、証拠も無く目撃者もすべていなくなった状態であれば、仮に別件で逮捕されても、人の命を奪った件では無罪になります。
証拠が何も無いので当然です。
つまり、既存のシステムにおいて、完全犯罪をした人は無罪なのです。
実際に犯罪をしたかどうかと刑は別、と言う話です。
どんなにヒドい犯罪をしても、完全犯罪なら無罪です。
その点では、性犯罪って立証が難しいですよね。
だから、実際に性犯罪を行っていても証拠が無いから無罪、なんてケースもあるわけです。
まさに加害者の逃げ得、被害者の泣き寝入りです。
もちろん、そんなコトが許されるハズは無いんですが、残念ながら、今の法制度では、実際に犯罪をしても無罪の可能性があります。
無罪だから悪では無い、と短絡的に考えてしまいそうになりますが、このようなケースも論理的にはありうる、と言うコトを知ってもらいたくて、こんな記事を書いてみました。
今回の判決の話では無く、一般論として、過去にも起こり、今後も起こりうる、と言う話です。