非天マザー by B-CHAN

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世界一は世界一とは限らない話

世界最速の男

 

 

陸上競技の男子100メートル走。

そのトップ選手は、世界最速の男と言われます。

世界で一番走るのが速い男と言うコトです。

 

それを聞くたびにボクは、そうだろうか?と思ってしまうのです。

 

 

参加者の中で最速

 

 

なぜなら、あくまでも、陸上競技の男子100メートル走に参加した人の中での最速だからです。

世界には、貧困、紛争、その他の事情で、陸上競技に参加できない人もいます。

あるいは、そもそも、自分の足の速さに気付いていない人もいるかもしれません。

 

上記の世界最速の男は、あくまでも競技への参加者の中での話です。

もしかしたら、競技に参加していないすべての地球人を含めると、もっと速い人がいるかも知れません。

ただ、それが本人も含め、誰にも知られていないだけかも知れないわけです。

 

なので、上記の世界最速の男は、正確に言えば、

 

競技参加者の中で世界最速の男

 

となるわけです。

 

これは別に世界最速の男にケチを付ける目的で書いているのではありません。

もっと別の話です。

 

例えばボクはいままで、銀行、保険、ファンド、不動産業界で仕事をして来ました。

しかし、もしかしたら、製菓業界で働いていたら、すごい才能を発揮したかも知れません。

あるいは、画家になれば、すごい才能を発揮したかも知れません。

他、何でもいいんです。

もし、その世界に身を置いて、しかも自分の能力とその世界がうまくマッチングしていたとしたら、歴史を変えたかも知れないわけです。

 

陸上競技に限らないのです。

どんな世界でも、世界一の人がいますが、それは、その世界に参加した人の中で世界一なのです。

自分の才能と参加した世界がうまくマッチングしたのです。

世の中には、ヴァイオリンの才能がありながら、板前をしている人がいるかも知れません。

 

あなたは、あなたのこれまでの経歴に縛られる必要はありません。

全然違うコトをしたら、実はその才能がある可能性もあるわけです。

 

視野を広げるコトは可能性を高めます。

狭い世界に閉じこもる必要はありません。