説明
昨日のボクの記事は難しかったですねえ。
人に何かを説明する難しさをまざまざと感じましたよ。
特に、文字だけで説明する難しさ。
書き終わって公開したあとも、悶々としました。
もっと他にわかりやすい説明の仕方があったのでは無いかと。
で、ちょっと違う書き方で説明してみようと思いました。
こんなのは初めてかも。
所得税の税率
昨日も載せましたが、所得税の税率はここに書かれています。
要するに、所得の大小によって税率は違うわけです。
所得の大きい人ほど税率も高くなります。
これを累進課税と言うんですね。
所得が200万円の人は税率は10%だから税額は20万円。
所得が400万円の人は税率は20%だから税額は80万円。
所得が400万円の人は所得が200万円の人から2倍に増えただけなのに税額は4倍。
もちろん税額控除があるので、実際にはここまでは増えないんですが、それでも所得が増えるほど税負担は重くなります。
それが累進課税の狙いですから。
で、ボクが説明したかったのはここから。
もし、サラリーマンでは無くって、単純にブログの収入だけしか無い人の場合。
ブログの収入が30万円だったとしましょう。
この収入がそのまま所得なら30万円の所得だと税率は5%なんですよ。つまり税額は1万5千円。
そしてこの人のブログ収入つまり所得が60万円に倍増したら。
やはり税率は同じ5%なので、税額は3万円になります。
つまり、所得が30万円から60万円に倍増した人の場合は税額も2倍になります。
これはわかりやすいですね。
問題は、給料をもらっているサラリーマンがブログでも所得を得た場合なんですよ。
例えば、給料が300万円でブログ収入が30万円の場合。
話をカンタンにするために、この合計330万円がそのまま所得だとします。
すると所得330万円の税率は10%ですよね。
で、次が問題。
もし、給料が300万円で変わらないままブログ収入だけが60万円に増えた場合。
所得の合計は360万円になります。
つまり、税率が20%のグループに入ってしまうわけです。
税率が高く変化してしまったんですね。
所得30万円から所得60万円の変化だと税率は5%のまま。
所得330万円から所得360万円の変化だと税率は10%から20%へと増加。
どちらも、ブログ収入が30万円から60万円に変化したと言う点では同じです。
なのにそれ以外の給料の大小によって、異なる税率のグループに所属してしまうんですよね。
今年のボクのブログ収益と納税額との関係はまさにそれ。
ブログ収益自体は2倍にまで増えていないのに、納税額は2倍に。
つまり所得の伸びを上回る税金の伸びを記録してしまったわけです。
それはボクが、ブログ収益の伸びによって、総所得でひとつ上のグループに移行してしまったからなんです。
いかがですか。
今回の説明でわかるでしょうか。
人によってはますますわけがわからなくなったかも知れないですね。
たまにはこう言う記事も良いのでは?