感染者数で大騒ぎ
あなたは、今日現在、日本にインフルエンザの感染者数が何人いるか知っていますか?
知らないでしょうね。
ボクも知りません。
仮に知ったところで気にしますか?
気にしませんよね?
インフルエンザでの死者数は新型コロナウイルスより多いんですが、その恐ろしいインフルエンザの感染者数を気にする人はほとんどいませんし、その恐ろしいインフルエンザが蔓延しても外出を自粛する話もありません。
インフルエンザにはすでにワクチンがありますが、ワクチンが存在するのにも関わらず、新型コロナウイルスよりも死者数が多い。
どう考えても新型コロナウイルスより恐ろしいですねえ。
でもなぜか、その恐ろしいインフルエンザの感染者数は気にせず、マスコミも大衆も新型コロナウイルスの感染者数で大騒ぎ。
変ですね。
新型コロナウイルスが登場した当初は、
正しく恐れましょう
と言われていました。
でも多くの人はそれをすっかり忘れ、もはや、新型コロナウイルスの感染者数で騒ぐコト自体が
目的化
してしまっています。
新型コロナウイルスよりも危険なコトはいくつもあるのに、それらは無視。
とにかく新型コロナウイルスだけにぎゃーぎゃー騒ぐ。
感染者数と感染判明者数
ここからはさらに低レベルな話をします。
発表されている感染者数はホントは実際の感染者数では無く、感染判明者数です。
考えれば当たり前のコトですが、そのカンタンなコトにすら気付かず、増減に一喜一憂する人が多いですね。
例えば、日本の1億2,500万人全員が感染していても、検査を100人しか行わなければ、感染者数は100人としかわかりません。
ボクは今、平熱ですし、何の病気の症状もありませんから、何の検査も受けていません。
でも、もしかしたら、新型コロナウイルスの感染者かも知れませんよね。
症状が出ていないだけで。
感染者であっても検査をしなければわからないので、数に入らないわけです。
と言うわけで、ホントの感染者数を知るためには、全員を毎日、検査する必要があります。
でも無理でしょ?
だから、正しい感染者数なんてわからないのですよ。
いま、日々発表されている感染者数はあくまでも検査した人数が上限です。
その範囲での感染判明者数です。
ホントの感染者数とは無関係な数値です。
ホントは1億人の感染者がいても、1,000人しか検査しなければ1,000人と発表されます。
その場合、10万倍も違いますよね。
ホントの感染者数とは無関係な発表数値を見て、一喜一憂する。
意味ありますか?
1億人いるかも知れないのに、今日の感染者は1,000人だ!と言って騒ぐ。
無意味ですね。
これまで、あらゆる事象について言って来ました。
事実とコトなるデータに基づいて判断しても、判断を誤ります。
ホントの降水確率は90%なのに、間違ったデータを使って降水確率が5%だと思い込んで、傘を持って出掛けなければ、雨に濡れる確率が大きいわけです。
判断は正しいデータに基づかないと意味がありません。
実際の感染者数とは何の関係も無い、検査数を上限とする感染判明者数を見て一喜一憂する大勢の人たち。
まあ、大衆はマスコミによってマインドコントロールされる生き物なので仕方が無いんですかね。
ごく一部の人だけが、おかしさに気付く。
やっぱり正しい教育が必要なのかも知れません。