高齢者と若者
選挙の後には様々な意見が飛び交います。
それぞれ、人には事情があるため、求めるモノも様々なのです。
国会議員は比較的高齢者向けの政策を掲げがちですが、それは、日本の人口に占める高齢者の割合が高いからです。
選挙対策ですね。
当然ながら、一番母数の大きな集団を取り込めば、選挙は有利ですから。
で、高齢者と若者が対立する構図になるのです。
誰が支えているか
日本は北欧ほどでは無いにしても、社会福祉国家です。
高齢者には年金が出ますし、医療保険も高齢者が優遇されます。
では、年金や保険は誰が負担しているのか。
そうです。
若者、現役世代なのです。
最近は少子高齢化の対策として、政治家も若者の方を向くようになって来ました。
すると、それを見た高齢者が、
高齢者のコトも考えてくれ!
と言うんです。
でも、そんな高齢者が得る年金や保険は、若者が負担しているのですよ。
つまり、政策的に若者を支援しないと、年金財政も保険財政も破綻するのです。
目先のコトばかりに目を向けて、若者優遇だと非難するのは、結局は高齢者の首を絞めるのです。
若者がもっと増えれば、つまり少子化が止まれば、支える人たちが増えるコトになるので、高齢者の暮らしも助かるんですよ。
目先では無く、総合的にモノを考えないと。