高齢者
ボクは何度も言っていますが、日本の最大の課題は少子高齢化、人口減少です。
安全保障ももちろん大事ですが、起こるか起こらないかわからない外交問題よりも、100%確実に起こり、と言うよりもすでに起こっている少子高齢化問題の方が急ぎの課題なのです。
なぜなら、国民の命に関わるから。
若者支援の政策が発表されると、高齢者は、自分たちが蔑ろにされていると感じるかも知れませんが、違うのです。
若者が蔑ろにされると、自動的に高齢者も苦しくなるのです。
社会保障の仕組み
社会保障にはいろいろありますが、大きいのは年金と健康保険ですね。
どちらも、利用する額が大きいのは高齢者です。
一方、それらを支えるのは若者(現役世代)なのです。
例えば、年金。
日本の年金は賦課方式です。
若者が高齢者におカネを払っているのです。
テキトーにわかりやすい数字で言いましょう。
10人の若者で10人の高齢者におカネを出しているとしましょう。
その若者が5人に減ってしまったら。
5人の若者で10人の高齢者におカネを出す必要があります。
そんなコトをしたら、若者の生活が破綻します。
破綻すれば、高齢者におカネが行きません。
これが日本の年金です。
健康保険も似たようなモノです。
なので、とにかく、若者を増やすコトを最優先にしないと、若者が破滅し、結果として高齢者も破滅します。
少子化対策は、日本の存続を決める、大きな課題です。
高齢者のみなさん、自分のためを思うのなら、若者をとにかく支援する政策の政治家を選びましょう。