資金調達
ボクの起業準備は着々と進んでいるわけですが、先日、金融機関にて借り入れを申し込みました。
知っている人も多いと思いますが、借り入れするには、ある程度の自己資金が必要です。
貯金が全く無い人が、500万円を借りに行っても、まず貸してくれません。
500万円借りたければ、最低でも100万円くらいの、あるいはもっと多くの貯金があるコトを求められます。
まあ、貸し手側もリスクを負うので、そのあたりの審査は厳しいわけです。
ボクの場合、いわゆる銀行預金はほとんどゼロです。
金融資産のほぼすべてを株式で持っているのです。
運用利回り
実は、ボクの場合、わざわざ金融機関で借りなくても、手元の資産だけで十分に足りるのです。
なのになぜ借り入れに行ったのか。
それは、運用利回りの差です。
現在の借入金利はおよそ2%前後。
だとしたら、仮に株の運用利回りが3%あれば、株を解約して、そのおカネで事業を始めるよりも、株はそのまま残して、借り入れをする方がコストが安いのです。
わかるでしょうか。
利回り3%の資産を消してしまうよりも、それを残したまま、2%のコストで調達する方がおトクですよね。
まだ1%のプラスですから。
現実には、ボクの株式の運用成績は年利で10%をはるかに超えているので、株を手放す理由は無いのです。
なので、ボクが、おカネが足りないわけでは無いのに、あえて借り入れを申し込みました。
金融機関からは銀行預金の通帳の写しを求められましたが、ボクはそもそも持っていないので、それは見せずに、代わりに、株式の保有一覧と評価額を見せました。
そして、それで無事に金融機関の審査を通りました。
ちょっと珍しいパターンかも知れませんね。
ボク自身が、かつて銀行員であり、不動産ファンドでファイナンスの経験もあるコトから、このパターンを選びました。
もちろん、事業が上手く行くかどうかは、まったく別の話。
ちなみに、並行して、仕事で使う自動車を探し求めて、ディーラー巡りをしている今日この頃です。
それはそれで、楽しいですね。