銀行
ボクは元銀行員です。
8年ほど勤めました。
その後、色んな地域で業種を経験し、いまは独立開業。
おかげで実に広範な経験ができています。
ところで、銀行はあまり進化しないですね。
銀行と言っても、昔ながらの銀行。
ボクがいた銀行もいわゆる昔の財閥系なので、まあ昔ながらの銀行です。
そして、ボクがいま仕事で使っているのは、3大メガバンクのひとつです。
手数料
どんなビジネスがどうやって稼ぐかは自由なので、全然構わないのですが、それを選択するかどうかは消費者に委ねられます。
同じサービスなのに価格が高ければ敬遠されます。
逆に価格が高くても高品質ならば選ばれますし、それは理想的です。
ボク自身は常々書いているように、ほぼ100%キャッシュレス生活であり、現金を支払うコトはほとんどありません。
財布なんて持ち歩く必要すら無いのです。
スマホですべての買い物を行っているので。
でも、仕事では、どうしても現金で報酬を受け取るケースがまだ多いんですよね。
もちろん、クレジットカードや電子マネーでの支払いを受けるコトもあります。
現金で売り上げた場合、いつまでも手元に持っていたくないので、銀行口座に入金します。
これが曲者。
銀行自身のATMからの入金であれば手数料はかかりませんが、他行やコンビニATMから入金すると手数料がかかります。
昔の発想で言えば、入金には手数料はかからなかったんですが。
要するにそれくらい、いまの銀行は稼ぎにくいってコトです。
入金してもらうのに手数料を取るわけですから。
以前にも書きましたが、例えばPayPayなんて、送金を何回やっても手数料なんてかかりません。
しかも24時間いつでもすぐに相手に届きます。
つまり、ネット金融なんて、それくらい進んでいるわけです。
なのに銀行のシステムは、数十年前とほぼ変わらず。
むしろ手数料が高くなっている分、時代に逆行。
企業だって、給料を銀行口座では無く、直接PayPayに支払えば、そして従業員もすべてPayPayで買い物すれば、手数料がかからないんですよね。
まず銀行口座ありき。
その概念自体が、やがて薄れて行くのでは?