費用
たまに、他の人のブログを拾って来ては勝手にあれこれ書いています。
今回はこちら。
ここには変動費や固定費と言う言葉が出てきます。
ボクも貯金を増やすための考え方には賛同しますが、変動費と固定費の意味については要注意です。
変動費や固定費は、ボクも含めて会計知識のある人ならすぐにわかりますが、チルドさんが文中で使っている意味は実際には違います。
会計用語における正しい変動費や固定費については、これを読んでもらえれば。
売り上げに比例する費用が変動費で、家賃など売り上げと相関しない費用が固定費です。
まあこれは会計用語としてですが。
例えば、ケータイ料金が毎月7千円かかるのなら、それは固定費ですね。
一方で、テレビを20万円で買ったなら、それは資産計上して5年で償却、つまり減価償却ですね。
税制上の減価償却には定率法と定額法があるため、必ずしも毎月均等とは限らないんですが、チルドさんの記事内では、毎月均等に割って、その金額のことをチルドさんが独自に固定費と呼んでいるようです。
なので、今後、会計を学ぼうと思っている人は、そこは間違えないように。
正しい変動費、固定費の意味とは違いますから。
減価償却
まあしかし、ボクも20万円のテレビを5年で割ると言う減価償却の考え方には賛成です。
このブログでも同じことをよく書いていますしね。
ちなみに、チルドさんの考え方で行くなら、ハサミや洋服は変動費では無く、固定費ですね。
と言うか、チルドさんの言い方だと、何が変動費で何が固定費なのかがよくわかりません。定義があいまいです。
洋服が変動費でテレビが固定費ってのもヘンです。
洋服も5年間着るとすれば、均等割すれば固定費とも言えますしね。
ハサミもそうです。5年間使うと想定して割れば固定費になってしまいます。
なので、まずは正しい意味での変動費と固定費の意味を理解し、それはそれで置いておいて、チルドさんが何となく言いたいことを理解すれば良さそうです。
それは、目先の金額の大きさではなく、耐用年数で割ると言う考え方ですね。
まさに減価償却であり、ボクがこのブログで何度も書いて来た考え方です。
この前、ボクはiMacを30万円で買いましたが、5年は使うつもりです。
つまり、毎月5千円の減価償却ですね。
このiMacを使って、毎月5千円をはるかに上回る収益を得ているため、この買い物は消費では無く投資です。消費と投資の違いも何度も言ってきましたね。
投資であるから資産計上であり、減価償却です。
そして、Macの場合は、さらに特別で、リセールバリューが非常に高いです。
5年後にこのiMacを売ると、おそらく数万円で売れるでしょう。
投資計算としては次のようになります。
実際の毎月の収益は1万円よりずっと上ですが、ここでは1万円としておきます。
初期投資 30万円
毎月の収益 1万円
5年後のリセールバリュー 5万円
すると、
-30万円 +1万円×60ヶ月 +5万円
=35万円
つまり、ボクがこのiMacに30万円投資したことで、むしろ財産は35万円増えるわけです。
5年かけて。
1年あたりだと7万円の利益ですね。
35万円の投資で年間7万円の利益なので、年利回りは20%。
ほら、銀行に貯金することがバカバカしくなるでしょ。
ボクも大した年収ではありませんが、労働収入と投資の組み合わせで、3年あれば1000万円は増やせます。10年あれば3000万円は増やせます。
それには、緻密な計算があるからです。
それにはどちらかと言えば会計では無くファイナンスの知識が必要になってきますが、それはまた今後、書いていきます。
あと、すでにたくさんの記事を書いているので、良ければファイナンスカテゴリーの記事も読んでみてくださいね〜、