金融
ボクはもともと銀行員なので知っている話ですが、最近、信用創造の話を読んでわかりやすくて面白かったので、ここに書いてみます。
現代金融は信用創造によって成り立っていると言うお話。
信用
ある建築会社A社が1000万円のおカネをB銀行に預けました。
一方、とある機械メーカーC社は工場を建築するのに1000万円必要です。
そこで、B銀行に借りに行きました。
B銀行はA社から預かった1000万円をC社に貸しました。
C社はA社に建築を注文し、A社の銀行口座に1000万円を振り込みました。
はい、これで、A社の預金は2000万円になりましたね。
よく見ると、取引が巡っているだけです。
こうやって、資本が巡って新たな富を生み出す金融の仕組みを信用創造と言います。
A社はB銀行に対して、きちんと預金を引き出せる、と信用しているから預けるわけです。
B銀行はC社に対して、きちんと返済してくれる、と信用しているから貸すわけです。
そうやって資本が富を増やす。
これが、近代以降の資本主義の特徴です。
何だか、ダマされた気がしませんか?
でも、ボクらはこうやって世の中を生きているわけです。