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漢字で金と書くと、金銭のコトなのかゴールドのコトなのか金さんのコトなのか、区別が付きにくいので、このブログでは、金銭のコトを、おカネと表現するコトにしています。
世の中にはあいかわらず、おカネは汚いモノ、とか、お金儲けは醜いモノ、と言う考え方をする人がいます。
まあ、どんな考え方をするのも自由ですが、考え方によって、それが自分を含め、多くの人を不幸にする場合があるコトを理解しておいて損はありません。
おカネに悪いイメージを持つコト自体をボクは否定はしません。
おカネには実際に悪い面があるのは事実だからです。
しかし、悪い面「だけ」では無いのも事実。
そもそも、おカネは悪いモノとして発明されたわけではありません。
例えば、よく言われるのが包丁の話。
包丁って、刺して人の命を奪うコトができます。
じゃあ、包丁って悪いモノでしょうか。
それは、包丁で人を刺す、と言う一部だけを見た判断ですよね。
本来、包丁は食材を切るために発明された、人の役に立つ良い道具なのです。
しかし、悪い使い方をするコトもできてしまう。
それだけのコトなのです。
おカネも同じ。
魚を食べたくなったら、その都度、各自が海に魚を釣りに行くのは大変ですよね。
それよりも、魚屋さんと言う専門家が魚を売り、人々は食べたくなったら、おカネと魚を交換すれば良いのです。
おカネは腐らないので、必要となるときまで保管できます。
包丁もそうですが、おカネもこのように、人の役に立つ道具として生まれてきたわけです。
でも、おカネを使って悪事を働くコトもできます。
その場合、悪いのは、おカネでは無く、使い方であり、悪い使い方をする人間の方なのです。
カネ儲けをしないと国民が苦しむ
カネ儲けに対して悪いイメージを持つ人もたくさんいますが、何も悪くありません。
日々、働いて収入を得る。
生きていくための立派なカネ儲けです。
先日も書きましたが、日本は今後、数十年間、世界の歴史でも類を見ないほど急速な、人口減少と高齢化が同時に進みます。
高齢者に支払われる年金は、カネ儲けをした収入の中から支払われます。
また、子育てに必要なおカネも、カネ儲けをして得るのです。子供の命のためにも大切なコトですね。
高齢化と人口減少が進むと言うコトは、年金を受け取る人数の割合が増え、労働する人数の割合が減る、と言うコトなのです。
つまり、支払わなければならない年金額は大きくなっていきます。
年金が足りなければ、天寿を全うできないお年寄りも増えてしまいますよね。
支払わなければならない年金額が増えると言うコトは、支払う人、つまり現役の労働者の金銭的負担が増えると言うコトです。
働いても多額のおカネが年金を支払うために天引きされてしまう。
これでは現役労働者は貧しくなるばかりです。
人口が減るのだから、マーケットも小さくなります。
だから、何も変えなければ、売上が落ち、給料も減ります。
給料が減って、天引きが増え、貧しくなれば、子供を生むコトもできません。
すると、さらに人口が減ります。
悪循環ですよね。
高齢者が天寿を全うできないのも問題ですし、子供を生みたい人が貧しくて生めないのも大問題です。
そこで鍵を握るのが、収入を増やすコトです。
収入が増えれば、子供も生み育てられますし、年金も増やせます。
収入を増やすコト。
つまり、カネ儲けをがんばるコト。
これが、高齢者だけでは無く、これから生まれるはずの子供の命も救うのです。
本来のおカネの正しい存在価値ですね。
だから、カネ儲け=悪、と言う間違ったイメージを捨てましょう。
多くの命を救う尊い行いがカネ儲けです。
いまだに精神論で、カネ儲け=悪、と考える人が、政治家の中にすら存在します。
もはや、人命のコトを忘れてしまっています。
カネ儲け=悪、と叫んでいれば、なんとなくクリーンなイメージで選挙に当選しやすいからでしょうか。
そんな表面的な判断では命は守れません。
手段と目的を混同してはいけないんです。
「目的」は命を守るコト。
カネ儲けは、そのための「手段」に過ぎないのだから、堂々とカネ儲けすべきです。
カネ儲けを「目的」にする人がいるから、悪いイメージになるのです。
世の中はカネが全てではもちろんありませんが、カネは命を守るためにめちゃくちゃ大事だと言うコトです。
世間に蔓延する表面のイメージに惑わされず、ホントに大事な本質な何なのかをきちんと自分の頭で考え、堂々とカネ儲けをして、多くの命を救いましょう。
ボクも、カネ儲けを「目的」にする人は放置しますが、カネ儲けを、命を守るための「手段」にする人を応援しますし、自分もそのために、堂々とカネ儲けします。
社会環境はどんどん変化するのです。
環境の変化に合わせて意識も変化させないと、命は失われていくのです。
以前も書きました。
強い者が生き延びるのでは無い、変化に対応できる者が生き延びるのだと。
地球上を支配した強い恐竜も滅びました。
人口が増えていた頃の日本と人口が減っていく日本。
同じ手法は通用しません。