PayPay
2020年は新型コロナウイルスの年でしたが、それ以外の話題としては、QRコード決済普及の年と言えそうです。
何度か書きましたが、ボクはすでに2005頃から電子マネーを使っていますし、今さら不便な現金はなるべく使いたくありません。
現金のメリット・デメリットと、電子マネーのメリット・デメリットを比べたら、後者のメリットが強大すぎます。
関西でのICOCA、関東でのSuica、携帯電話のモバイルSuica、そしてその後、iPhoneでのモバイルSuica。
タッチするだけで改札を通ったり買い物する生活が当たり前でした。
そこに攻め込んだのがQRコード決済。
QRコード決済の最大のメリットはインフラの費用の安さ。
またたく間に導入店舗が増えました。
そのQRコード決済でトップシェアを握ったのがPayPayです。
タッチ決済
ボクも早くからPayPayを使い始めました。
使い始めた理由は、ポイント還元の大きさですね。
PayPayはソフトバンクグループのサービスであり、ボクもたまたま今は携帯電話回線はソフトバンクなので、還元率が高いのです。
しかも、オートチャージをYahoo!カードにしています。
一般ユーザーよりは多少、優遇されているわけです。
そんなわけで、モバイルSuicaでは無く、ほぼ、PayPayを使う日常になりました。
そして思うわけです。
ああ、面倒くさい。
PayPayは、店舗にとっては導入コストが安く、消費者にとっては、ポイント還元が大きい。
はっきり言ってしまえば、メリットはそれだけです。
そのメリットと引き換えに、使うのが面倒と言うデメリットがあります。
わざわざスマホのPayPayアプリを起動してQRコードをスキャンする。
面倒ですね。
モバイルSuicaなら、タッチするだけ。
もともとそうしていたのです。
つまり、使い勝手に関しては、退化しています。
金銭面のメリットを享受するために、使いやすさを犠牲にしたのがQRコード決済。
でも、みなさん、どうですか?
最近、QRコード決済の大盤振る舞いも終わって、ポイント還元のメリットもほとんど無くなりましたよね。
つまり、消費者側としては、QRコードのメリットはほぼ無くなりました。
ここはあえてソフトバンクグループに言いたい。
かつて、ブロードバンドモデムのバラマキをやってシェアを奪ったように、タッチ決済端末のバラマキをやってシェアを奪って欲しいのです。
つまり、PayPayをQRコードからタッチ決済へ移行させるのです。
ボクも、QRコード決済の金銭的メリットが無くなったいま、日常的にモバイルSuicaを使うケースも増えてきました。
現金と比べるとQRコード決済は大きなメリットがありますが、そのQRコード決済と比べても、タッチ決済はさらに大きなメリットがあります。
とにかく決済が一瞬です。
画面を見られる心配もありません。
2021年はタッチ決済普及の年。
そうなるよう祈っています。