USB-PD
最近、USB-PDと言う規格を目にするコトが増えましたね。
カンタンに言えば、USB端子で充電する規格です。
従来のUSBでも小電力ながら充電が可能でしたが、USB-PDではもっと本格的に充電できます。
こんなモバイルバッテリーが登場しました。給電能力は30Wです。
電力と電圧と電流
ボクは電気の専門家ではありませんが、専門家では無い分、カンタンに、
電力(W:ワット)
電圧(V:ボルト)
電流(A:アンペア)
の違いを覚えるようにしました。
水に例えるとカンタンです。
水が流れ落ちてくる高さがボルトで、流れる水の量がアンペアです。
そして、
W = V × A
です。
1万ボルトの電気でも感電しないコトがありますが、あれは、電流(アンペア)が少ないからですね。
水で考えてみてください。
空から水が落ちてきても、水が雨粒の大きさなら、人間に当たってもダメージはありませんよね。
逆に空から大量の水が降ってきたら人間はダメージを受けます。
電気も同じなんですね。
ちなみに、
USB2.0は最大で、5V×500mA(ミリアンペア)=2.5W
USB3.0は最大で、5V×900mA=4.5W
です。
ミリは1000分の1を表します。
そう考えると、上記の最新モバイルバッテリーは、30W。
15Vで2Aの出力が可能ってコトですね。
過去のUSB充電と比べて、大きな電流を高い電圧で流すコトができるのがわかりますね。
ちなみに、モバイルバッテリーに高い能力があっても、電気を受け取る側にもそれなりの性能が無いと、高速充電はできません。