非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

YouTubeの広告がマヌケ

広告ビジネス

 

 

人類が広告と言うモノをマネタイズの対象としてからどれくらいの年月が経過したのかは知りませんが、広告とは人類の大きな発明のひとつですね。

テレビの世界では、民放は視聴者から一切おカネを受け取るコトが無く、何十年もビジネスを継続していますし、Googleのサービスも大半は無料です。

 

商売とはモノ・サービスと対価との交換である、と言う定義は、広告ビジネスにおいては当てはまりません。

厳密に言えば、消費者はスポンサーに対価を払っているので、間接的にはこの定義は当てはまっているんですが、この「間接的」なビジネスモデルの発明が画期的なんですね。

例えば、ボクが、自動車メーカーが提供しているテレビ番組を見るとしましょう。

もし、ボクが自動車を買って乗っているのなら、間接的に、その番組のスポンサーである自動車メーカーに対価を支払っているコトになるんですが、現実のボクはクルマを持っていません。

クルマを持たないボクが、自動車メーカーの番組を無料で見るコトができる。

これは、他の誰かが、その自動車メーカーのクルマを買ったからに他なりません。

つまり、広告型のビジネスでは、一部の人の貢献によって、他の非貢献的な、つまりボクのようなユーザーも無料でサービスの提供を受けるコトができるわけです。

これは、保険に似たビジネスモデルであって、保険と並んで人類の歴史では画期的なんです。

保険に似たと書きましたが、保険の場合は全員が対価を払って一部の人がサービスの提供を受けるので、逆の意味で似ているんですけどね。

つまり、広告も保険も、対価の支払者とサービスの受益者が一致しないと言う意味で似ているのです。

 

 

広告市場

 

 

ボクはクルマだけでは無くテレビも持っていないので、テレビの広告(CM)を見るコトもなくなりました。

なので昔の(テレビを持っていた頃)の記憶で書きます。

 

ボクはパソコンもスマホも持っているので、YouTubeは比較的よく見ます。

YouTubeは広告ビジネスなので基本的に無料ですが、料金を払ってプレミアム会員になるコトで、より快適な視聴環境を得られます。

 

www.b-chan.jp

 

 

YouTube側にしてみれば、広告料を得るか視聴料を得るかの違いですが、視聴料を払った方が快適だと言うコトは、広告料よりも視聴料の方が高いと言うコトです。

広告料は、薄く大勢から得るビジネスなんですね。

 

ネット広告の市場は猛烈に拡大していて、ラジオや雑誌や新聞はとっくに抜き去っていて、いよいよ今年はテレビをも抜き去ると言われています。

 

news.yahoo.co.jp

 

 

あらゆるメディアの中でネット広告が最大の市場になれば、当然、広告主も、ネットに力を入れるのは間違いないわけで、今後、広告主の数が飛躍的に増えると思うんですよね。

 

無料でYouTubeを見ていると思うんですが、現状、YouTubeの広告はヒドいです。

インターネットの広告はテレビのCMと違って、ユーザーの属性が相手に伝わります。

なので、広告主にとってマーケティングに有利なんですが、そのせいで、広告の種類が偏るんですよね。

例えばボクは音楽制作関連のサイトをよく見るんですが、そのおかげで、音楽制作機材やアプリの広告ばかりが表示されます。

テレビと比べて広告主の数がまだ少ないのか、同じ広告を何度も見るんです。

しかも、YouTubeの場合は動画。

そしてなぜか、長い動画広告が多いんですよ。

1分とか5分とか10分とか。

こんなに長いCMはテレビでは少ないですよね。

ただ、テレビと違ってYouTubeの広告は数秒でボタンを押せばスキップできます。

すごく当たり前のコトですが、長大な同じ動画広告が何度も登場すれば、ほぼ確実にスキップしますよね。

つまり結果的に、広告は見られずに終わる。

もし、テレビと同じような15秒程度の短い広告なら、わざわざボタンを押さずに最後まで見るコトが増えると思うんですよ。

ネットの特性を活かすのはわかるんですが、テレビには歴史に裏打ちされた利便性があります。

15秒のCMが多いのは、長いテレビの歴史の中で、それが受け入れられやすいコトがわかっているからです。

オンデマンドのYouTubeの場合は、8時ちょうどとか22時ちょうどなど、テレビのようなタイムテーブルに載せる必要は無いので、15秒(1分にちょうど4本)である必要はありません。

8秒でも13秒でも構わないわけです。

問題は長さなんですね。

繰り返しますが、1分とか5分の同じ動画を何度も流されれば、そりゃ、スキップしますよ。

時間の制約が無いので長い広告を作れる。

それは技術論であってマーケティングではありません。

いくら長くて詳細な広告を制作しても見られなければ意味はありません。

長い広告を流してスキップされる。

それよりも効果的かつ見られる広告を。

15秒に合わせて広告を作る必要があるのがテレビ。

でもネットではその制約が無いので、広告ごとに的確な長さで良いと思うんですよね。

この商品を紹介するにはどうしても16秒必要なら16秒で。

逆に9秒で良ければ9秒で。

 

見やすい広告が増えれば、視聴者にとっても広告主にとってもWIN WINだと思うんですよ。

そう言う意味では今のYouTubeの長い動画広告はマヌケ。

テレビを抜く2019年以降のネット広告の進化が楽しみです。