Appleはトヨタの道を歩むか
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
Appleのファンの人なら気になる本です。
日本のトヨタ自動車は、今でこそ世界一の自動車メーカーですが、かつては倒産寸前の大ピンチになってるんですよね。
Appleもかつては倒産ギリギリの大ピンチから、今では時価総額世界一。
世間のイメージ的には、技術の日産とかホンダに対して、トヨタは優等生(悪く言えば平凡)なクルマをたくさん売る会社だと思うんですよ。
まあ確かにそんな時代が長く続いたと思います。
でも、ハイブリッドの時代になって、旧来のクルマの技術からズレてくると、トヨタの強みが出てきます。
それはユーザーの多さ。
トヨタもホンダも同じようにハイブリッド車を出してきましたが、トヨタは圧倒的多数のハイブリッド車を売りました。
言うまでもないんですが、メーカーにとって、ユーザーはかけがえのない製品テスターなんです。
1万人の社員がどんなにがんばって製品テストしても、10万人100万人のユーザーのフィードバックには勝てません。
トヨタにはこの大量のユーザーからのフィードバックがあり、これによって今では他社を凌ぐ膨大なノウハウがあるんですよ。
つまり技術のトヨタですね。
Appleも同じです。
Appleは自社工場を持たないファブレス企業なので技術力は無いと思われがちです。
技術ではなくアイデアやデザインで売ってきた、と。
でも違うんですよね。
これを読んでください。
製造を外注しても技術力を失わないアップルの凄み 欧米モデルを誤解し安易に模倣する日本企業のリスク|日の丸製造業を蘇らせる!“超高速すり合わせ型”モノづくりのススメ|ダイヤモンド・オンライン
AndroidのほうがOSとしてはシェアは大きいんですが、個々のスマートフォンのメーカーはバラバラで、Appleより販売台数が多いのはサムスンくらいなんですよ。
つまり、Appleには自社でOSを開発しているノウハウと、世界最大級のユーザー数の両方の強みがあるんですよね。
ただし、あくまでもここまでの話。
この先もそれが続くかどうかは製品次第。
個人的には、こういう面白い製品を作るメーカーはぜひ生き延びて欲しいですけどね。