iPhoneの名前
毎年の例に倣えば、今年も、9月に新型iPhoneが発表されると思います。
その名前を予想したいのですが、例年以上に難しいですね。
これまでのiPhoneは、
- iPhone
- iPhone 3G
- iPhone 3GS
- iPhone 4
- iPhone 4S
- iPhone 5
- iPhone 5s / 5c
- iPhone 6 / 6 Plus
- iPhone 6s / 6s Plus
- iPhone SE
- iPhone 7 / 7 Plus
- iPhone 8 / 8 Plus
- iPhone X
- iPhone XS / XS Max / XR
と言う順番で登場しました。
数字モデルの翌年に、Sが付くモデル、と言う順番です。
例外は、iPhone 5c、iPhone SE、iPhone XRで、これらはフラッグシップモデルから性能を落とした廉価版です。
ちなみに、Xはエックスでは無くテン、つまり数字の10を表します。
そう言う意味では、8の次は9が飛ばされて10が登場したコトになります。
その10のSモデルが出たと言うコトは、順当に言えば、11が登場するだろうと予想するのが無難です。
11の表記
しかし、Appleユーザーから見れば、この11の表記が悩ましいのです。
1984年に登場して以来、35年の歴史を誇るMacと言うパソコン。
そのMacに搭載されていたOSの名前は、当初は、Systemでした。
Systemはバージョン7まで、その後、Mac OS 8、Mac OS 9とバージョンアップされました。
その次に登場したのが、Mac OS Xです。2001年でした。
OS Xはオーエステンなので、順当に数字が増えましたが、表記がアラビア数字からローマ数字に変わり、中身も刷新され、新時代のOSとなりました。
問題はここからです。
バージョン9の次にXが出たので、次は11つまりXIの可能性もありましたが、実際は、その後もXが維持されました。
- Mac OS X 10.0
- Mac OS X 10.1
- Mac OS X 10.2
と増えていき、名前を変えて、
OS X 10.8
OS X 10.9
と増えていき、さらに名前を変えて、
macOS 10.12
macOS 10.13
と増え、今年は、
macOS 10.15 Catalina
です。
名前は変わっていますが、ずっと、10のままです。10のままで、バージョンアップを繰り返している状態です。
また、Appleの動画編集アプリである、
も、その名のとおり、現在は、バージョン10のままで、アップデートが繰り返されています。
同じく、Appleの音楽製作アプリ(DAW)である、
も、その名のとおり、現在は、バージョン10のままで、アップデートが繰り返されています。
これらのアプリも、昔は、順番に数字のアップデートが行われていたんですが、バージョン10になって、名前をXにして刷新しました。
MacのOSにしてもアプリにしても、Appleにとって、Xと言う数字は特別の意味を持っています。
iPhoneも、それまではアラビア数字でしたが、Xになってローマ数字に変更。
まさに同じ流れです。
そう考えると、Appleが、次のiPhoneの名前を、
- iPhone XI
や、
- iPhone 11
にするコトは考えにくいんですよね。
ちなみに、iPadシリーズは、命名規則はバラバラです。
性能によってランク別の名前はありますが、時系列の命名は不規則です。
もしかしたら、iPhoneも、今後は、それに倣うのかも知れません。
例えば、今年発表されるiPhoneは、
- iPhone
- iPhone Max
の2機種、とか。
発表まで、あと3ヶ月。楽しみに待ちましょう。
ところで、さっき紹介した、Logic Pro X。
これは、DAW(Digital Audio Workstation)と呼ばれるジャンルのアプリです。
多くのミュージシャンはDAWを使っています。
有名なDAWとしては、こちらをご覧ください。
ボクも、Logic Pro XやReasonなどを主に使っています。
各社とも、エントリー向けの無料バージョンやプロ向けの上位バージョンを用意しています。
プロ向けバージョンは、数万円から10万円超と高価なモノが多いんですが、AppleのLogic Pro Xは、23,800円。プロ用DAWとしては異常な低価格です。なのでボクも買えましたし、Mac専用でありながらユーザーが非常に多い理由にもなっています。
宇多田ヒカルさんもLogic Pro Xユーザーとして有名ですね。
Appleは、MacもiPhoneも高額ですよね。
ハードウェアは非常に高額ですが、高い利益率を誇る会社です。
その分、逆にソフトウェアは非常に低価格なんですよね。
macOSのバージョンアップも無料ですし、Final Cut Pro XもLogic Pro Xも低価格。
Pagesなどの事務系アプリは無料。
ハードは高価格でソフトは低価格。
たぶんAppleはそう言う会社なんですね。