iPhoneの顔認証
先日、発表された新型iPhoneは全4タイプ。
いずれも、Face ID(顔認証)です。
iPhoneは、初代機に丸いホームボタンが搭載され、以降、伝統的に、ホームボタンが搭載され続けました。
途中で、ホームボタンにTouch ID(指紋認証)が埋め込まれました。
それが、iPhone Xで初のフルモデルチェンジとなり、指紋認証が消え、顔認証が登場したわけです。
時系列で言えば、指紋認証は旧世代、顔認証は新世代と言えます。
セキュリティに関しては、指紋認証は指紋と言う平面認識。
一方、iPhoneの顔認証は、TrueDepthと言う仕組みで、赤外線を使って顔の凹凸を読み取ります。
なので、顔写真では認証できず、セキュリティ面では格段に優れています。
また、赤外線なので、暗闇でも顔を認証できるメリットもあります。
要は、ボタンに指を当てなくても、普通に画面を見ているだけで認証されるので、非常に便利なんです。
顔認証と指紋認証のデメリット
ところが、今年、世界中で人類を悩ませる新型コロナウイルスの蔓延。
多くの人が、マスク装着を余儀なくされています。
顔認証にマスクは大敵なので、あらためて指紋認証の良さが叫ばれるようになりました。
確かに指紋認証なら、顔のマスクは関係ありません。
指先を当てるだけです。
指紋認証の無い新世代iPhoneは、ここに来て、そのデメリットが強調されつつあります。
でも、ボクは思うんですよね。
ボクが日常的にiPhone XS Maxを使っていて。
マスクと言うのは、他人からのウイルスを防御するコトはできません。
ウイルスはマスクの穴より圧倒的に小さくて軽く素通りするので。
あくまでも自分の唾が飛ぶのを防ぐ道具です。
なので、顔認証のために一瞬だけマスクをズラすのに何の問題もありません。
顔認証は一瞬です。
しかも、最近は、iPhoneがボクの顔の凹凸を学習してくれているためか、マスクをしたままでも顔認証をパスできるコトが増えました。
こうなると、指紋認証は不要ですし、マスクを一瞬だけズラすのもそんなに苦にはなりません。
一方、これから冬に向かうと大変なんですよ。
なぜなら、手袋をするからです。
手袋を外して指紋認証するのは、マスクを一瞬だけズラすよりも、ずっと面倒です。
手袋を外して、その指をセンサーに当てる必要がありますから。
そう考えると、トータルのデメリットと利便性で言えば、やはり顔認証が便利なのかな、と。
あくまでも、顔認証と指紋認証の両方をたっぷり経験したボクの感想ですが。
もちろん、顔認証と指紋認証の両方が搭載されていれば選択できてベターですけどね。