デザインキープ
新型のiPhoneが発表されました。
名前は、
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
完全に予想通りでしたね。
2007年にiPhoneが登場して、今回の新型iPhoneで初めて、フルモデルチェンジなのにデザインがほとんど変わらないという快挙をやってのけました。
でも、Apple製品では珍しくないんですよね。
ボクも使っているMacBook Airなんて、2008年に登場して、何度もマイナーチェンジしていますが、未だにデザインは同じですからね。
Appleって利益率が非常に高い会社なんですよ。
その理由の一つが、この、デザインをなかなか変えないことにあるんですね。
工業製品がデザインを変えると、金型の変更が必要になって、その都度、大きなコストが発生します。
でもAppleは他のメーカーと比べて非常にデザイン変更が少ない会社です。
デザインを変えずに長く売り続ける。日本の家電メーカーと対照的です。
そう言えば、自動車の世界でも当てはまりますね。
ベンツやBMWなど、ヨーロッパ系のメーカーはなかなかフルモデルチェンジしませんが、日本の自動車メーカーはたいてい4年ごとにフルモデルチェンジします。
そういう意味では2年ごとに着実にフルモデルチェンジしてきたiPhoneはむしろAppleでは異端児だったわけです。
それが今回、本来のApple路線になりましたね。
今回のiPhoneが従来のiPhoneからコンセプト的に路線変更したのがありありとわかります。
例えば、初代からずっと維持してきた丸いホームボタン。
これも今回の新型でついにボタンでは無くなりました。ただの丸です。押しても凹みません。
なのに押し込むと、ちゃんとカチッとなります。クリックできるんです。
Macですでに使われている技術です。
たぶん、初めて触る人はビックリすると思います。
日本人好みのiPhone
それにしても、今回のiPhoneは和風ですよね。
なにせ、FeliCaと防水が実現したんですから。
どちらも、日本のケータイのお家芸です。
それがiPhoneに。
特にFeliCaなんて、日本仕様のiPhoneのみだそうです。
今まで原則的に世界共通仕様だったiPhoneが、ついに日本独自仕様を作ったんですから。
いかにAppleが日本というマーケットを重視したか。
でも、これがボクにとってちょっと誤算でした。
落とし穴に落ちました。
先日、これを書きましたよね。
実は、SIMロックフリーのiPhoneの海外版を買おうと思っていたんです。
日本で買うより安いですから。
しかも、日本仕様と違って海外仕様はカメラのシャッター音を無音にできます。
iPhoneのスクリーンショットを撮るときにも無音でできるんです。
しかし、今回のiPhone 7シリーズは日本だけ独自仕様。日本版のみFeliCa対応。
FeliCaを使えなきゃiPhone 7に買い換える意味なし。
つまり、海外版の安いSIMロックフリー版iPhoneは対象外なんですね。
よりによって。
とは言え、iPhone 7シリーズはiPhone 6シリーズよりは安いようです。円高なので。
と言うわけで、もうちょっと検討してみようと思います。