深度データを扱う
最近のiPhoneには、カメラのレンズが複数あるモノがあります。
ボクがいま使っているiPhone XS Maxも2つのレンズを持っています。
複数のレンズを使うコトで、iPhoneで撮った写真は深度データを持つコトができるのです。
深度データを持つ写真は深度コントロールが可能です。
深度コントロールとはどう言うモノか。
見てみましょう。
Focos
深度コントロールができるアプリとして、Focosを使ってみましょう。
今回は、こんな写真を撮ってみました。
ボクの部屋ですが、手前に缶コーヒー、その向こうに時計、一番奥に本が見えています。
こう言った奥行きのある写真を用意しましょう。
このアプリ、めちゃくちゃ多機能なんですが、全機能を使うにはアプリ内課金が必要です。
ボクは1,600円でフル機能を解除しました。
ここでは、絞りを調節してみます。
絞ると、被写界深度は深くなります。つまり、手前から奥までピントが合うようになります。
では、絞り値F20で。
すると、こんな写真になりました。手前の缶コーヒーにも、奥の本にもピントが合っています。
次にスライダーを右端にして絞り値をF1.4まで解放します。
すると、手前の缶コーヒーにはピントが合い、それ以外はボケました。
ここで、時計をタップすると、ピントは時計に合います。缶コーヒーと本はボケます。
今度は本をタップします。すると本にピントが合って、缶コーヒーと時計はボケます。
どうですか。普通に1枚の写真を撮っただけなんですが、その中に深度データを持っているので、こうやって深度コントロールが可能なわけです。
これはフィルムカメラでは絶対に実現できない、複眼(複数のレンズ)のデジタルカメラならではの機能ですね。
ちなみに、三次元で深度データを見る機能もあります。
こんな感じ。
缶コーヒーと時計と本が前後に位置しているコトが良くわかります。
今回は、Focosで深度コントロールを扱ってみました。
他にも様々な加工ができるアプリですので、良ければ試してみてください。