ユニバーサルクリップボードとは
みなさん!
ユニバーサルクリップボードを知っていますか?
機種間のコピー・アンド・ペースト(コピペ)です。
普通のコピペは、文字などを選択した状態で、キーボードの、
Ctrlキーを押しながらCキー
これで、その文字がクリップボードと言うメモリー領域に記憶されます。
そして、
Ctrlキーを押しながらVキーを押せば、その文字を貼り付けるコトができます。
まあ、ここまではパソコンを使っている人にはおなじみ。
もちろん、スマートフォンやタブレットでも可能です。
スマートフォンやタブレットでコピペをする場合は、長押しして選択、コピーし、別の場所をタップしてペーストすると言うやり方が一般的ですね。
WindowsパソコンでもMacでもAndroidスマホでもiPhoneでもiPadでも同じです。
しかし、Apple製品に関しては、機種を飛び越えてコピペが可能です。
例えば、手元のiPhoneでコピーしたら、それを、MacやiPadにペーストできます。
もちろん逆も可能です。
これに慣れると、便利さに気付き、わりと使う機会が多いんですよね。
パスワードのコピペ
今朝、たまたま、そんな機会がありました。
iPadで、アプリ内課金をしようとすると、Apple IDパスワードの入力が求められました。
iPadの画面にこんなふうに、パスワード入力欄が現れます。
ボクは安全のため、各アカウントごとに長くて複雑なパスワードを個別に作っているので、いちいちパスワードなんて覚えていません。
なので、あらゆるパスワードは、パスワード管理アプリに保管しています。
ボクは、パスワード管理アプリとして、これを使っています。
iPhone、iPad用。
Mac用。
同じアプリをWindowsパソコンにもAndroidスマホにも入れてあります。
要は日常で使う各機種に入れてあるわけです。
普通は、パスワード管理アプリを起動してパスワードをコピーし、それをさっきの入力欄にペーストするコトになります。
でも、面倒ですよね。
順番としては、
iPadでパスワード入力欄が表示される。
↓
iPadのホーム画面に戻る。
↓
パスワード管理アプリを起動する。
↓
Apple IDのパスワードをコピーする。
↓
再びさっきのアプリを起動する。
↓
パスワード入力欄にペーストする。
となります。
いったん、元のアプリを閉じて、パスワード管理アプリを開く必要があるのが手間なんです。
そこで、Apple製品のユニバーサルクリップボードの出番です。
順番としては、
iPadでパスワード入力欄が表示される。
↓
iPhoneのパスワード管理アプリを起動する。
↓
Apple IDのパスワードをコピーする。
↓
iPadのパスワード入力欄にペーストする。
要するに、iPadはそのままにして、iPhoneのパスワード管理アプリでパスワードをコピーすれば、iPadでもペーストが可能なわけです。
これが、iPhoneのパスワード管理アプリ(1Password)の画面。
こんなふうに、機種間でカンタンにコピペできるのが、今のApple製品。
他に例えば、Macのワードで長文を入力して、それをコピーして、iPhoneのワードに入力したり。
面倒な手間は不要です。
Macでコピー
↓
iPhoneでペースト
それだけです。
最近、このユニバーサルクリップボードを使う習慣が身に付いて活用するコトが増えたので、知らない人向けに書いてみました。
人数としては、WindowsパソコンとAndroidスマートフォンを使っている人が多いので、多くの人がこの機能を使えませんし、知らないと思います。
WindowsとAndroidは別の企業なので。
このあたりも、Apple製品の、スペック表では判断できない使いやすさだと思います。
まあ、WindowsやAndroidでも、同様の機能を持つアプリを別途インストールすればできるんですが、なるべくパスワードはサードパーティーの会社に読み取られたくないですからねえ。