ブルーライトカット
AppleはiOSのバージョン9.3でブルーライトをカットする機能を搭載するというウワサです。
このニュースを見て、AndroidとiOSの違いを感じるんですよね。
ボクは何年も、iPhoneとAndroidスマートフォンの両方を持っています。
で、ボク個人の感想は、
- iPhoneは使いやすい
- Androidは高機能
だから日常では使いやすいiPhoneがメインマシンです。
では、なぜAndroidは高機能だと思うのか。
それが上記のiOS9.3のニュースなんです。
よく、
- iOSは制限がキツく
- Androidは自由
と聞きますよね。
これをわかりやすく言うと、
- iPhoneはプレイステーションのようなゲーム機
- Androidはパソコン
みたいな例えばできるんですよ。
カスタマイズ
パソコンなら、ユーザーはいろんなカスタマイズができます。
壁紙を変えたりフォントを変えたり画面解像度を変えたりマウスポインタの速度を変えたり。
でも、ゲーム機って基本的にはカスタマイズはできないですよね。
世界中のすべてのプレイステーションは同じ規格です。
世界中のすべてのWii Uは同じ規格です。
AさんのプレイステーションはBさんのプレイステーションよりも2倍の速度で動作するとか高音質とか、そういうことはありません。
でもパソコンならカスタマイズできるので、人によってバラバラです。
Androidはまさにパソコンの世界。
だからアイコンのデザインをカスタマイズしたり、ホーム画面をカスタマイズしたり。
そしてアプリをインストールすることで、ブルーライトカットも実現できるんです。
その高機能かつ自由さがAndroidの世界。
iPhoneなら、あるアプリを起動しても他のアプリに切り替えれば前のアプリは停止します。
だから仮にブルーライトをカットするアプリがあったとしても、そのアプリが動作中にはブルーライトはカットされますが、他のアプリに切り替えれば、その機能は止まってしまいます。
ところがAndroidのブルーライトカットアプリは、システム全体に対して掛かります。
つまり、アプリがシステムを乗っ取るんです。
だから自由にキーボードを切り替えたり、デザインを変えたりできるんです。
利便性と安全度
その自由度が裏を返せばセキュリティリスクにもなるんですよね。
システムをある程度乗っ取れるということは、セキュリティ面を脅かす可能性があるからです。
もし悪意のアプリがあれば、もしかしたらスマートフォンに対して悪さをするかもしれません。
iOSの場合は、アプリがそれほどまでにシステムを乗っ取ることがそもそも許されていません。
だからユーザーがブルーライトカットアプリを作れず、Appleがそういう機能を盛り込むのを待つしかないわけです。
その代わり、システムが乗っ取られにくい安心感もあるわけです。
不便かつ安全
便利かつ危険
まるでどこかで聞いたような、現代社会の構造そのものですね。
スピードが出るクルマはより早く着いて便利だけど危険です。
それと同じ。
スマートフォンが一般化して大勢の素人ユーザーが使うことになると、セキュリティリスクは高まるので、ボクはそういう意味でも、どちらかといえばiPhoneをオススメしたいんですよね。
と言ってもiPhoneが絶対に安全というわけではありません。
あくまでも相対的な話。