次期iPhone
日本を代表するiPhoneブログであるこのブログなのに、次期iPhoneの話を全然書いてませんね。
ちょうど先週、日暮里でティム・クックと飲んだので、次期iPhoneの仕様をここで書いちゃいましょう。
ストレージ容量
まず、ストレージの容量ですが、
32GB
128GB
256GB
の3種類になります。
ボクは個人的にはクラウド推進派なので、本体の容量は少なくても良いと思うんですが、通信環境がまだまだ制限があるので、動画をすぐにクラウドにアップできるわけでもなく、そのためにも大きな容量は必要とされるようです。
イヤフォンジャック廃止
これはウワサされている通りです。
ボクはずいぶん昔からBluetoothイヤフォンを使っていますし、いったんBluetoothイヤフォンを使えば、有線イヤフォンには2度と戻れないので、これはこれでOK。
ケーブル類はできるだけ無い方がシンプルで便利なのです。
防水
iPhoneもやっと防水になります。イヤフォンジャックが無くなるので一気に防水化ですね。
従来のiPhoneもそれなりに水には強かったんですが、やはり風呂で使えるのは良いですからね。
デュアルカメラ
デュアルカメラというのはカメラが2個つくということです。
同時に2枚の写真を撮るのではなく、同時に2つの画像を撮って合成することで、かつて無いほどの高画質な写真を得ることができるってことです。
ホームボタン
初代iPhoneからの伝統である丸いホームボタン。
ただし伝統と言っても途中でデザインは変わっています。
今回はいよいよ物理的な押しボタンでは無くなるんですね。
押してもへこみません。
へこまないのにへこんだかのようなカチッという感覚が伝わるタイプです。
MacBookでおなじみのアレです。
高速充電
Android機では高速充電機能が普及していますが、iPhoneもやっと対応です。
これは誰も反対しないでしょう。
メモリ
アプリを動作させるためのメモリ。これは3GBになります。
従来が2GBなので、1.5倍。
もちろん多ければ多いほど動作が快適になるので大歓迎。
カラー
本体のカラーが増えます。
既存のiPhoneはざっくり言うと、白、黒、ピンクの3色ですが、そこに青系が加わります。
かつてのスティーブ・ジョブズの傑作である初代iMacもカラー展開をしましたよね。
デザイン
iPhoneは2年に1回、デザインがフルモデルチェンジしますよね。今回はまさにその年に当たる新型機ですが、デザインは従来のiPhone 6シリーズとたいして変わりません。
このおかげで、売れ行きは思わしく無い気がします。
厚み
イヤフォンジャックが無くなるので、iPhoneはさらに薄くなりますよ。
FeliCa
iPhoneにはすでにNFCが搭載されていますが、日本ではほとんど役に立ちません。
で、次期iPhoneにはFeliCaが搭載されます。
FeliCaはいわゆる日本のおサイフケータイやSuicaなどの電子マネーでおなじみ。
つまり、やっとiPhoneを使って日本のコンビニなどで買い物ができる日がきそうです。
まとめ
いくつかの新機能はありますが、基本的には次期iPhoneは既存iPhoneのパワーアップ版です。
フルモデルチェンジのはずですが、目新しい機能はありません。
MacやAndroidですでにおなじみの機能が搭載されるわけです。
これはユーザーにとってはちょっとガッカリですが、Appleはもはや革新的な企業では無く、大企業なのです。
しかも世界トップクラスの利益率を誇る大企業。
日本の家電メーカーがせいぜい数パーセントの営業利益率を目標とするのに対し、Appleは最終利益率が数十パーセント。
まさにバケモノと言えるほど儲かる企業なんです。
世界のスマートフォンの台数のシェアはAndroidが8割くらい握っていますが、世界のスマートフォンの利益のシェアはAppleが1社で半分以上握っています。
言い方を変えれば、Android各社は台数をたくさん売っても全然儲からないんですね。
やはりその他大勢になってしまっていて、コスト競争になっているからです。
Appleはその中にあって唯一の差別化ができています。
AppleかAndroidの大勢か、という構図ですね。
だからAppleを選ぶ人は、価格訴求をしなくても選びます。
その良さを知って選ぶわけですから。
よって新型iPhoneも大幅に変える必要が無くなってきました。
大幅に変えないことで、製造コストも、あまり引き上げずに済みます。
それはすなわち、Appleの利益を押し上げることを意味します。
そうなんです。
もはやAppleは世界中の株主の圧力を避けられない、儲かるための大企業なんですね。
だから、コモディティ化しつつあるスマートフォンだけに固執せず、他のデバイスや自動運転自動車の研究をしているわけです。
そんなわけで、ここまで、ほぼすべて推測の話をまるで確定であるかのように長々と書いてみました。
さっさと忘れて、9月の新機種発表を楽しみに待ちましょう。