スマートフォン
現在の世界にスマートフォンが普及するきっかけとなったのは、紛れもなくiPhoneだと思います。
それまでにもスマートフォンと呼ばれる機器は存在しましたが、iPhoneのようなユーザーインターフェースになって、爆発的に普及しました。
いまとなっては、iPhoneもAndroidもそっくりです。
ここ10年くらい、スマートフォンの進化は止まっていると言われています。
特にAppleと言う会社は革新的なイメージがあるせいか、最近のiPhoneの進化の停滞ぶりは気になる人が多いようです。
自動車
でも、考えてみれば、iPhoneがデビューしてから、まだわずか16年です。
自動車を考えてみてください。
現在の形に近い自動車が表れたのは、100年ほど前です。
初期は蒸気で動き、ガソリンから電気へ。
確かに動力はジワリと変化していますが、ジワリですよ、ジワリ。
何十年もの間、四隅のタイヤをゴロゴロと転がして走っています。
何十年もの間、ワイパーで窓を拭いています。
何十年もの間、ドアをバタンと開け閉めしています。
何十年もの間、シートベルトで乗員を縛り付けています。
自動車って、ダッシュボード付近の情報機器以外、実はほとんど機能的に進化していないんですよね。
その遅さは、スマホどころではありません。
新型車が登場したからと言って、革新的なクルマなんて出ないのです。
あのプリウスだって、動力だけ革新的でしたが、やはり雨はワイパーで拭き、タイヤをゴロゴロと転がすのです。
スマートフォンは、その登場が革新的なのであって、それ以降は単なるマイナーチェンジ。
その点は自動車やその他の家電と同じです。
扇風機もエアコンも冷蔵庫も電子レンジも掃除機も洗濯機も。
なので、スマホに革新性なんて求めずに、毎年のマイナーチェンジを楽しみましょう。