iPhoneとパソコン
WindowsとmacOSは、見た目こそ全然違いますが、できるコトはほとんど同じです。
操作性も、細かいルールの違いは多数ありますが、基本的にはそっくりです。
長い歴史の中で、お互いがお互いの長所を導入して、結果として、どちらも似たモノになっています。
iPhoneは、登場した当初は、パソコンとは大きく異なりました。
ファイルの扱い
iPhoneは直感的な操作を目指しているんだな、と思われる作りでした。
ボクが特に感じていたのが、ファイルの概念。
アプリごとにファイルを保存するんですが、保存場所なんて考え方はありませんでした。
もちろん、OSの内部では、きちんとフォルダや階層があって、保存されているわけですが、ユーザーには見えないようになっていました。
あくまでも、iPhoneはパソコンとは違うぞ、と言うユーザーインターフェースでした。
でも、iPhoneも登場から20年近く経ちました。
いまのiPhoneを見てください。
パソコンに近いでしょ。
ファイルの考え方が。
パソコンと同じようにフォルダが見えるようになって、ユーザーが好きな階層の好きなフォルダに保存できるようになっています。
要するに、長い歴史の中で、それがベストだったわけです。
当初、iPhoneが目指した直感的な操作性は、カンタンであるコトと引き換えに利便性が犠牲になっていたんですね。
いまのパソコンのファイルや階層と言う概念。
実に良くできているわけですね。